人恋しくて 一人も好きで
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2002年01月08日(火) 兄の厄年

私は、会社に兄がいます。

二人姉妹の長女なので、むろん血のつながった兄弟ではありません。
単に就職して、最初に配属された部署の隣の課に、
同じ苗字の先輩男性がいたのです。で、
「そうか、じゃぁ、おにいちゃんと妹だな」
と、上司に言われ(何がじゃぁなんだか)、今日にいたっています。

苗字や名前をそのまま呼ぶのは、気恥ずかしいらしく、
私のことを「おねえさん」と呼んでくれます。
あなたのほうがおにいさんでしょ、といつも思っているのですが。

声が大きすぎて、頭が少々固いのが難ですが、
基本的にはとてもいい人なので、昔はよく遊んでもらっていました。
私も兄も、その職場から異動してしまったので、
現在はたまーに顔を合わせたときに、ちょっとお話するくらい。

今日の帰り、その兄にバッタリ会ったときに、
「年賀状出せなくてごめんね。
 去年は父親が死んで、実家が失火で燃えちゃったからさ、
 年賀状書けなかったんだよ」
と、挨拶されてしまいました。

「それからさー、先週、僕の車、事故で横をぶつけられちゃってさー」
「そ、そ、それって、もしかして厄年ですか?」
「うん、そう。今年でやっと後厄が明けるの」
「……。じゃぁ、きっと悪いことも、これでおしまいですねっ」

なんというか、そんな風にアンラッキーなことが重なることもありますね。
でも、それでくじけているような兄ではなくて、
自宅を建て直している最中で、母親とそこに住むことにしたそうです。
あんなに、
「今、家を建てても、大地震が起こったらおしまいじゃない」
と、言っていた人が。

別れるとき、心の中で「ファイト!」と声をかけました。
兄もがんばれ。私もがんばれ。


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