日記...泰太

 

 

ワンピース35巻「新しい船を手に入れて、この先の海へおれ達は進む。」 - 2004年11月09日(火)

 コンビニの書棚にワンピース35巻がツラツラと並んでいたので、つい手にとってしまい一冊購入。

 あらま。

 船を乗り換えて進むべきかどうかについて、ウソップがルフィが見解が対立。ついには、決闘しているではありませんか。ウソップ善戦実らずルフィに完敗。
 決闘の後、ルフィは言う。「お前がおれに、勝てるわけねえだろうが。」「新しい船を手に入れて、この先の海へおれ達は進む。」と。 
 そして、ルフィ海賊団から離脱するウソップ。これから、どうなるんだ?(まあ、結局、色々あってウソップも復帰することにはなのだろうけれども)。

 それにしても、ワンピースの中でウソップってどういう位置のキャラクターなのだろうか?

 例えば、ドラゴンボールの主人公、孫悟空が鳥山明自身で、スラムダンクの桜木花道が井上雄彦とするならば、ワンピースのモンキー・D・ルフィは尾田栄一郎そのものだろう。
 ともに、物語の序盤は夢多き弱っちい少年=あんまりおもしろくない漫画を描く漫画家(失礼!)だったのが、多くの良き仲間=編集者やアシスタントとかかな?…に恵まれ、強く、たくましい青年=大漫画家に育って行く。

 僕が今でも漫画が好きな割りには、アニメやゲームはそれほどでもないのは、この点が漫画と他のメディアの圧倒的な違うからだと思う。
 最初はつまらななくても、我慢して?読んでいるうちに、作者自身がとてつもなく成長して行くのは漫画だけだと思う。そして、そこが面白いのだ。
 荒削りだけどパワーのある漫画は面白くなる場合があるが、アニメやゲーム、ドラマ、映画、小説、その他、他のメディアではありえない。

 話が脱線。

 そんな彼ら主人公の良き仲間の一人であり、物語の狂言回しであり、「なにー!」とか「あの技は!」とか「もうだめだ!」など、物語の解説者、兼、効果音、兼、外野担当であり、そして、僕達、読者自信でもあるのが、ドラゴンボールにおけるクリリンや、スラムダンクの小暮公延(メガネ君ね)。
 そして、ワンピースで言えばウソップだと思うのだ。

 
 ウソップよー。なあ、早く帰っておいでよー。

 君がいないと物語がしまらない。主人公陣営の中で、もっともヘタレで人間らしい(化け物級の力を持たず、決してヒーローにはなれない)君が、それでも頑張るからこそ、ぐっとくるんだよ。

 ウソップがルフィ海賊団に復帰するまでには何かひとつ、とてつもなく大きな困難を乗り越えるエピソードが挟まるのだと思うのだけど、何とか無事クリアして、一回り大きくなって、戻ってきてほしいなあ。


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