48 - 2004年10月20日(水) 世の中には先のことをきちんと見通せる人がいる。また、未来の声が聞こえる人もいるらしい。そして、その角の向こうの雰囲気を感じとることも出来る人がいる。そういう特別な人は確かに存在している。 一方で、残念ながら私は先のことを見通すことなど出来ないし、未来の声も聞こえない。その角の向こうを感じることなど言うまでも無く不可能だ。 真っ暗闇だ。明日起こることなど、何も分かりはしない。 そう、私は人として必要な何かが、大事な部分が、重要なパーツが、特別な人はおろか、普通の人と比べても完全に欠落している。これはもう、絶対に間違い無い。 だけど、でも、だからと言って、何だって言うんだ。明日に備えて手は打てるはず。そして、打てる手は全て打てば良い。他に何か良い方法があるのなら、教えてくれよ。ウダウダ悩む暇があるなら、放てるだけの布石を放つべきだ。撃てるだけの弾を撃つべきだ。撃てば当たるかもしれないのだから。そうだろう? おそらく。 おそらく今日。生まれて始めて、明日のこと、明後日のこと、そしてその先のことを満足できる範囲で準備が出来た気がする。 まあ準備とは言っても、全てにおいて完璧に出来るわけは無いのだけれども(勿論そんなことは不可能だ)、少なくとも明日、何が起きても大丈夫なようにはした。大抵のことなら対処出来る。明後日についても。さらには、この先一週間程度なら、おおむね大丈夫だ。準備OK。よほどのことが起こらない限り大丈夫。何とかなる。 こういう自信を持つのはおそらく生まれて始めてだ。いつも行き当たりばったりで生きてきたのだから。 これを目標に日記を書き始めて2年弱経過してしまった。相変わらず足が遅いな。 階段は登る為にある。登らなければ、階段なんて存在する意味が無いもの。そして、登れない階段は、存在しない。登れない階段なんて存在する意味が無いもの。 階段を登ろう。 ...
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