皆、優しいな。ダイエーは変われますか? - 2004年10月14日(木) 【今日の日記】 昨日の13日、ダイエーがついに自主再建を断念し、産業再生機構行きを選択しました。 涙する高木社長。世間では同情する声しきりです。悪者は銀行と、銀行を追い詰めた竹中金融担当大臣です。 しかし。 7ヶ月連続再建計画売上げ未達成の中、一方で総額一兆円の債務免除を銀行に求め、かつ自主再建にこだわり続けるダイエー。では自主再建にこれといった妙案があるかといえば特になし。これで話が通ると思っているほうが常軌を逸しています。 監査法人が引導を渡したのはUFJと同様であり、金融庁が圧力をかけたとまことしやかに言われていますが、むしろこの状態で中間決算書に判を押せる監査法人の方がどうかしています。監査を行った監査責任者(いわゆる監査法人の社員(パートナー))は監査内容に対して無限責任を追うのですよ。 ダイエーに対する愛着と、竹中憎しの感情論だけで物事を判断するのはやめるべきです。 週刊新潮の巻末シリーズ広告に「変わる」というものがあります。10月14日号の題名はBADGIRL。男と女のショートストーリーでした。ちなみに著作は直木賞作家石田衣良、作画は銅版画家で有名な山本容子。そして、提供はダイエーです。広告の一番下に「ダイエーは変わります」のコピーがあります。 この広告のメッセージ、誰に対して発信しているのかといえば、おそらダイエー自身に対して出していたのでしょう。変わろう。変わらなきゃ。変えてみせる。 ダイエーに必死の思いも分かります。けれどもダイエーは変われなかった。それならばダイエー自身の運命はダイエー自身が決めるべきでなく、しかるべき他者に譲るべきではないでしょうか。ひどい意見ですか。 産業再生機構行きが決まったからといって、ダイエーが解体消滅する訳ではありません。「変わる」の広告が次週にもあることを願いますし、「変わる」という思いが続くことを祈ります。ダイエーの再建は、今やっと始まったのですから。 私は優しい人にもなれそうにありません。 【今日の行動】 0500 0600 起床。外出。朝食抜き。 0700 出勤。 0800 0900 1000 1100 1200 昼食(定食)。 1300 1400 1500 1600 1700 1800 1900 2000 2100 帰宅。洗濯。夕食(はるさめ麺)。乾燥。 2200 日記。入浴予定。 2300 就寝予定。 2400 【体重】 不明です。 ...
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