Sun Set Days
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2001年11月10日(土) 『GRAND CANYON GLAND SCAPE』+新型ロボット

 『GRAND CANYON GLAND SCAPE』というのは、LAKE TAJO(レイク・タホ)の写真集のタイトル。
 LIBROで買った。1905円+税。
 こういうリーズナブルな価格で、よい感じの風景写真がたくさん収められている写真集というのは素直に嬉しい。
 僕はこの不思議な名前のカメラマンのことをこれまで知らなかったのだけれど(カメラマンの名前はほとんどよく知らないのだ)、CDジャケットなんかでは結構有名な人みたいだ。ほとんどが風景写真で占められているこの写真集にも何人かの人物が映されているのだけれど、それはDragon AshのKENJIであったりHitomiだったりするから、そういう分野に強いのだろうなとは何となく納得することができる(他にも、いしだ壱世や柴咲コウが出ている写真もある)。

 一番印象に残ったのは、表紙を開いてすぐの2枚(建設途中の遊園地と、海。どちらも曇り空で世界からすべての音が失われているような写真)と、真ん中辺にある海辺の夕方の写真。後者では、たくさんのカモメがページいっぱいに羽ばたいている。見ていると遠く近く響き渡るカモメの鳴き声に包まれてしまいそうな写真だ。淡いオレンジ色の空とその光を受けている海が、遠くのほうで霧に溶け合っているのも見える。
 全般的に、空を映した写真が多くて、下3分の1だけが陸地(や海)で、残りが空という感じのものが多い。そしてやっぱり曇り空の写真(それも雨の訪れを感じさせるような不穏な色の)が多い。海外や日本、様々な場所の写真があって、見ているといろいろと想像を膨らませることのできる写真集だと思う。
 書店でぱらぱらとめくっていて、いいなと思って、価格を見たらこの内容なら絶対に得だと思ってしまって、そのままレジに行って購入した。そしてページを開いてみては、いいよなあと思っている。他の人が見た、切り取った世界の一部分を、写真はちゃんと(もちろん技術にあわせてではあるけれど)記録してくれる。面白いよなと思う。それはあくまでも個人の視点のはずなのに、普遍的に誰の心にも響いてくるものがあったりするのだから。
 これは、よい買物。
 個人的に、ほとんどが風景ばかりで、たまに人物が出てくるようなバランスのものは好きなのだ、とても。
 どちらだけでもきっと何かが足りないような気がしてしまうから両方が必要で、個人的嗜好として風景の方がたくさんあったほうがよくて。
 わがままなんだけれど。


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 今日は久しぶりにColor Me BaddのCDを引っ張り出して聴いている(そしていつものように音楽を聴きながらDaysを書いている)。
 この半分本格派で半分アイドルみたいな位置付けのグループは最近はどうしているのだろう。
 もしかしたら、もう解散しているのだろうか?
 CMBには実はよい曲がたくさんあると思うのだけれど、個人的には2ndアルバム『Time & Chance』に収録されている「Let Love Rule」という2分もない短い曲が一番好きだ。あんまり気に入っていて、一時は友人にあげるテープやMDの1曲目は必ずこの曲にしていたくらい。
 この曲はかなりアコースティックな雰囲気ではじまるのだけれど、やたらとスイートな曲なのだ。ボーカルの声がまたかーなーりー甘くて。
 たまに引っ張り出して聴くCDはなかなかに新鮮。
 歌がうまいのって、すごい才能だ、と思う。
 

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 今朝会社に行く前にクロネコヤマトでJanet Jacksonのチケットを受け取った。
 座席番号を見てもそれがどの辺なのかいまいちよくわからないのだけれど、いずれにしても嬉しい。
 来年まで、にやにやしながら待っていることができそうな感じだ。
 さっそくチケットはなくさないように棚の上に置いておいた。

 12月に冬休みが6日間あって(予定)、どこかに行こうかと思案中。

 先日、警察署に免許を取りに行ってきた(手続きが終了して受け取ることができるようになるまで1月くらいかかるのだ)。
 ゴールド! まぶしい!
 誰も言ってくれないので自分で言おう。同僚なんて、男のゴールド免許は俺の中ではむしろマイナスとか言っているし(走り屋なのだ)。安全運転のほうがいいのです。スリルはスピード以外でも感じられるし。人それぞれ。
 平成18年の誕生日まで有効で、そのときにはもう30代なんだとふと思った。
 いったい、どこでどうしているのだろう。5年後って、(実際なったら早いのだろうけど)いまはまだすごく遠い。

 今週は土日も出勤。今日は早めには帰ってきたのだけれど。


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 また新しいAIBOが発表された。前回のラッテとマカロンから180度転換した、ゴジラで言うとメカゴジラみたいなやつ。
 主な特徴としては、80年代ロボットアニメ調のデザインと、顔の部分にカメラがついていて映像を見ながら遠隔操作をすることができる、という点などが挙げられる。他にも、ライトがたくさんついていたりもして、細かいギミックに凝っているような感じだ。個人的にはツボにははまらないデザインだったのだけれど、様々なバリエーションが出てくるのは今後の発展(とある程度の男性ユーザー)のためにも良いような気がする。ラッテとマカロンだとちょっとかわいすぎるようなところもあるし。
 『日経ビジネス』という雑誌の11.12号でも「ペット真っ青、かわいさで魅了」という見出しでAIBOに代表されるようなコミュニケーション志向ロボットについての記事が掲載されていて、ソニーの人も「我々がいち早くペット型ロボットを手がけるのは、最先端のソフトウエア技術を独自開発し、メカトロニクス技術との融合を、実験室ではなく実際の市場で試せるから。利用者からの反響は大きな財産になり、それが技術の進歩につながる」と話しているし(56ページ)。
 他にも、様々な企業で商用ロボットへの取り組みがなされていて、そういう技術の進歩の結果、近い将来には映画『A.I.』で見たような、あるいは子供の頃に憧れたようなロボットが生まれる日もくるのかもしれない。

 さて、AIBOというネーミングはおそらく「相棒」という言葉にちなんでいるのだと思う。
 常に持ち主の近くにいて、コミュニケーションを通わすことのできる相棒なんですよという意味なんだろう。
 確かにそれはすごく素敵なコンセプトだと思う。
 ただ、実はAIBOはAIBOですごいなと思うとともに、個人的にこういうのがいたらいいなと思うロボットがあるのだ。
 どこかが実現してくれないかなとか勝手に想像している。
 ずうずうしいとは思うのだけれど、名前までちゃんと考えていたりして。
 名前は、


  

 YO-ZIN-BO。




 語源はもちろん「用心棒」。あの世界の黒澤の『七人の侍』でもお馴染みの、剣の使い手たちだ。
 サイズは(希望としては)小さくて、二の腕くらいの大きさなのだけれど、剣はミニサイズでも本物のようで、動きも人間に近い秀逸さ。
 二刀流モデルとか、乳母車つきモデル(オプションとして「ちゃーん」と喋る子供ロボットがついてくる)などがあるようなやつ。
 AIBOは話し掛けたりすると段々コミュニケーション能力が上がっていくようだけれど、YO-ZIN-BOは口下手なので話し掛けても寡黙でいつも黙っている。部屋の中でも、隅や壁際のほうが好きで。
 そして、充電をしようとすると最初は「結構でござる」と断り、二度勧めてはじめて「……かたじけないでござる」とコンセントを繋げさせてくれるのだ。そして充電するたびに、YO-ZIN-BOのなかの義理・人情ゲージが少しずつたまっていき、持ち主に対する忠誠心を増していく。一宿一飯の恩義ならず毎日充電の恩義。
 他にも、コンセントに繋いで放っておくと一人で鍛錬をはじめるなど、真面目に修行に励み、イザというときには持ち主の身を守ってくれる。
 さらに、オプションの筆を持たせれば書をたしなむし(最初は「桜」とか「月」とか単語しか書けないのだけれど、これも鍛錬の結果五言絶句をすらすらとかきあげるまで成長する。別売のキットを購入すると、水墨画を描くこともできるようになる)、他にも半年に一度くらい「武者修行」と称して持ち主の前からいなくなり、帰ってくるとなぜか新しい必殺技を覚えていたりもする。
 この様々な危険に溢れた現代社会では、そういう用心棒ロボットにそれなりのニーズがあるような気がしないでもなかったり。

 そして、毎年全国のYO-ZIN-BOユーザーによる、日本一決定戦が開かれたりもして。
 優勝者には「剣豪」の名が与えられ、全国のYO-ZIN-BOが弟子入りしに……

 それはともかく、昔「ナイトライダー」なんかを見ていたときには、あの車(キッド)とかにすごく憧れていた。技術の発達によって本当にああいうのができるとしたら、恐い面もたくさんあるけれど面白くもあるだろうなとは思う。


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 お知らせ

 そしてYO-ZIN-BOブームのあとは、Nin-Jyaブームが。


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