Sun Set Days
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| 2001年09月13日(木) |
『アマゾン.ドット.コム』 |
○カラオケボックス��「裸族来襲」
<前回のあらすじ>
「ねぇ、磯野くーん」
男の僕にとってあんまり見たくないものと言えばもちろん「男の裸」だ。 もちろん、そこが海とか銭湯とかなら別にいいのだ。裸じゃない方がおかしいし。 けれども、そうじゃない場所で見ることになると、ちょっと、いやかなりいやな感じになる。 たとえばそう、カラオケボックスの中とか……
僕は学生時代に約二年程カラオケボックスのアルバイトをしていたのだけれど、その間片手では足りないくらいの「男の裸」を見てきた。カウンターで、次に終了する部屋はどこかなとチェックしているときにふと顔を上げると、カウンターの横にトランクス一丁の男が立っていて、僕に向かって「うぉー!」とか言って両手を挙げている。
正直な話、リアクションに困る。
僕も同じように服を脱いで「ウォー!!」と返せばいいのかなとか一瞬思うが、もちろんそんなことはしない。こっちは素面だし。 アルバイトには異なる学部の後輩や隣の女子大に通う女の子もいて、そういう子たちにわざわざ見せにくる裸族も少なからずいた。女の子が顔を赤らめるのを見て、より嬉しそうに盛り上がるのだ。もちろん、中には全然ノーリアクションな女の子もいたけれど(頼もしい)。 もちろん、裸族はたいていの場合冷静な友人たちによって取り押さえられ、まだ騒ぎ足りないという必死のアピールをしながらも部屋に引き戻される。 そして少しの間の後でまた登場するのだ。
ただ、たくさんの裸族を見てきたけれど、本当の意味での裸族、裸族の中の王、キング・オブ・裸族(しつこい)を見たのは一度だけだ。 「○△☆■%$!!」 キングはなんだか聞き取れない意味不明な言葉と共に、入り口近くのロビーに走ってきて、そのままくるりと踵を返すと廊下の奥へ消えていった。 ロビーにいた空き部屋待ちの集団は目を丸くしていたし、僕ももちろん同じ。 キングが一般の裸族(なんだこの表現)と決定的に異なっているのがトランクスとかブリーフをはいていないところ。 つまり、その、キングとしての威厳を……
て言うか……
お前ある意味犯罪者だよ……
僕はなんだかかなしくなってしまう。 だって、キングは大学で見たことのある奴だったから……
それ以来、僕は学食や購買なんかでたまに彼を見るたびに、心の中で「キングだ」と思ったものだった。 もちろん、素面のときの彼はごくごく普通のお調子者っぽい学生で、キングとしての姿の片鱗すら見せてはいなかったのだけれど。 お酒は愉しいものではあるのだけれど、あんまり飲みすぎると封印されている太古の血を呼び覚ましたりするから厄介です。 気をつけましょう、ホントに。
次回カラオケボックス�ぁ孱贈錚�s Be…」は、たぶん忘れた頃に公開。
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『アマゾン.ドット.コム』読了。ロバート・スペクター著。日経BP社。372ページ。 アマゾンにはずっと興味があって、いまもまだサイトを利用したことはないのだけれど、概略を知るにはいいかもしれないと思って本書を手にとって読み進めてみた。いわゆるビジネス書に分類される本にも幾つものタイプがあるけれど、本書のように企業や経営者自身を様々な側面から述べている本というのも結構あって、しかもなかなかに魅力的だ。 この本も面白く読むことができた。ネット商取引のギフト・チャイルドとなった「アマゾン」がどのようにして生まれて、どのように(爆発的に)成長をしつづけてきたのか。そしてどこへ行こうとしているのか。最後のどこへという部分にはほとんど触れられてはいないのだけれど、少なくとも現在までの軌跡を知ることはできる。 中でも魅力的なのは「ジェフ・ベゾス」と「史上最高の顧客サービス企業を目指す」というところ。 創業者でもあるジェフはその才気煥発さと魅力的なキャラクターで、アマゾンの社風を作り出したカリスマだし、「史上最高の顧客サービス企業を目指す」という点も、どのように目指していくのかという説明が繰り返されるにつれて、結局凡百の「.」企業と明確に異なっていることを理解することができて面白い。ネットを活用しただけで成長できるなんてことはいまでは誰も考えてもいないわけだし。 もちろん、アマゾンの成長の背景にはネットの爆発的な普及のチャンスとほぼ時を同じくしていたこと、その鋭い洞察力でより早くより大きくなる路線を選択したことなど、様々な要因があるわけだけれど、基本的には最高の人材を集めチームを作り、そのチームに「史上最高の顧客サービス」を常に考えさせることによるのだということは興味深い。 そしてその二点「人材」と「顧客志向」とは何も「.」企業ではなくても、どんな企業にも必要なものなのだ。 そういう意味ではアマゾンもまたベーシックな、本当の意味での原理原則に忠実な企業であるということができるのではないかと思う。 ただ、そのための方法としてネットであるとか物流であるとか最大限効果的に利用し、いまの時代に最適なビジネスモデル(この言葉って最近いろんなところにあふれている)に構築したというわけだ。
本書の中には魅力的なエピソードも多い。たとえば、かつてのアップルなどの先達に学んで(?)、そのキャリアをガレージから出発していることとか、書店のない地方に住む顧客や、病気などで外出できない顧客にとって「インターネットで本を注文できるようになって、そういった人たちから、どんなに自分の世界が広がったかということを書いた電子メールをよく受け取りました」という社員の言葉を紹介していたりというのもそうだ。アマゾンのカスタマー・サービスが慈善団体からの依頼でザンビアに図書館を建設するための二千冊に及ぶリストの本をすべて揃えたということもなかなかに面白い。 伝説的な企業や巧みな企業はそういう話を持ってくるのが非常に上手い。 それは多分に脚色されたものであるケースも多々あるとは思うのだけれど、少なくとも嘘ではないだろうし、それだったら読み物としては単純に興味深い。
個人的には、アマゾンの仕組みは本書を読んでみてますます興味を持った。たとえば、サイトの機能が高度化していくことによって、それまでの購入データを基に推薦される書籍が紹介されたりするのだそうだ。「あなたはジョン・アービングのファンですよね。でね、これは新人の作家なんだけど、ジョン・アービングにすごく似てると思うんですよね」ということをサイトがやってくれるのだ。 他にも、自分と同じ傾向の本を買っている人が買っている本で自分の買っていないものが紹介されたりもできたりすると書かれてある。 それって、購入履歴が蓄積されればされるほど面白いデータになって、しかもそれが本だけではなくCDやDVDにもリンクしていくのはなかなかに面白いかもしれないと思う。少なくとも、自分の「傾向」のようなものを把握してもらっているわけだから。
今度利用してみようかなと思う。 もちろん、本書の最後にも書かれていたけれど、僕も個人的には最終的にはリアル店舗とヴァーチャル店舗を兼ね備えている企業(クリック&モルタル)が生き残るんじゃないかとは思うのだけれど。
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お知らせ
今日もやっぱり、テレビではCoccoがうたっています。きのうも午前3時までテレビで歌っていました。
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