創造と想像のマニア
日記というよりもコラムかも…

2005年11月21日(月) 本屋さんの仕事。

という本を読んでいるのですが、これが面白い。
本屋視点というよりも、本屋マニア視点という感じで。そこに書店員の意見やらが詰め込まれているのですが、実際はそう上手くはいかないんだよ……と思いながら読んでいる。
でも、店長で店が変わるというのはあるので、いい店長の店はいい棚なんじゃないかと思う。勿論担当者の力もあるんだけど、棚の趣味は担当者によるけれど、そこを許して貰えるというか、任せて貰える店と、そうじゃない店では大きく変わると思うので。
うちの店は担当に任せている店なので、それぞれの棚はそれぞれの味が出ていると思う。勿論売れる本、定番の本というのはあるし、さしの本に関しては文庫は定番重視ではあるんだけどさ。
で、この本は店のあり方というか、どう店を経営していくかというビジネス視点での本だったので、本屋って今危ないんだなぁ……と思った。
色んな所で新しい店舗が出来ているけれど、それ以上に閉店している店舗が多いという事実を知ったのです。でも、本屋が絶頂の時期っていつだったんだろうと思った。本を読まない人が増えたというけれど、じゃぁ、本を沢山読んでいる人が多い時期っていつ? 私の周りに本を読むのが好きな人って少ないので、ずーっと活字離れしている気がするので。
今の職場で働くようになって、漸く本好きに沢山出会ったしなぁ。友達で本を読むのが好きな人って本当に少ない。いっぱいいっぱい本の話がしたいんだけどね。でも、今は毎日本の話をしているし、本好きが沢山いる職場だから満足です。前の本屋ではまず小説を読む人がいなかったりしたので。50過ぎている人がいたのですが、その人は少女マンガが好きな人で、マーガレットコミック中心の人だったしなぁ。書籍担当の2人がそれだったので、折角本屋で働いているのに本の話なんて殆ど出来なかったし、私が小説を買うと「よくそんな本を買うね」という感じだったしなぁ。
そういう人が書店員してる店もあるので、本屋といっても、それぞれ全く異なるものだし、お気に入りの本屋もあれば、そうじゃない本屋も沢山ある。今働いている店は気に入って貰える棚を作りたいなぁ。
なんて事を思っている。でも、あまり趣味に走り過ぎないようにしなければ(笑)


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未森

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