どこまで素で書けるかな?

2004年02月16日(月) delicacy


私:「お義母さんは女の子版の漢字を気に入ったみたい。
男の子でもこっちの漢字にすればいいのにって言ってたんだって」

何気なく両親にそう告げた。
話題はもうすぐ産まれる我が子の名前のこと。

性別が判明する前から男の子だったら「利玖」、
女の子だったら「璃玖」にしようと決めていたのだ。

母:「ママもそう思ったわ。だって『利』って漢字は普通すぎるし」

父親もその話に乗ってきた。

父:「うんうん。周りに『利』って漢字を使ってる知的な人いないしな」
私:「そう? 賢そうじゃん。『璃』は女の子のイメージが強い漢字だし」
母:「賢そうなのがいいなら『理』にすればいいじゃない」
私:「『利』だって賢そうじゃない」
母:「そうは思わないわ。お義母さんにもう一度、母にもこう言われましたって聞いてごらん。きっと同じこと言うわよ」
私:「誰にいくら反対されても、もう変える気はないから」

不満げな両親を無視して話題を変えた。

彼らが帰った後、
「そこまで言うかって感じだったな」と、
何度も両方の漢字を紙に書きながら、
独り言のようにつぶやいたダンナ。

彼が私の両親への不満を露わにしたのは初めてだった。

翌日、
義父母が遊びに来て、
こちらがふったわけでもなく、
また名付けの話題になった。

義母は一言、
「リクって、本当にいい名前だわ」
としみじみと、
かみしめるようにそう言ってくれた。

ありがとう、
お義母さん。



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