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| 2002年06月11日(火) | Eclipse |
にっしょく。
はやおきしてるから、みられたかな。
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きつねとぶどうのおはなしに、つづきがあるのしってる？
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きつねわたびおしています。
いままでひとところにすんだことなどありません。
じぶんわいつでもどこにでもいける、そうきつねわおもっていました。
ぶどう あきらめたきつねわ、よるになってもあるきつづけていました。
うしろからなにかがついてきます。
きつねわたちどまりました。するとそいつもたちどまります。
いらいらしたきつねわさけびました「いいかげんにしろ！おれがわるいのか！」
あたまにきたきつねわ、きのかげのやぶにもぐりこんでねむってしまいました。
あさがきて、きつねわたびおつづけます。
もうおなかわぺこぺこです。
ひわしずみ、まっくらなよるがきました。
また、そいつわついてきます。
はしるとそいつもはしって。あるくとゆっくりついてきます。
どんなにとおくにはしっても、ちゃんとついてくるのです。
どなっても、いしなげても、どんなにののしってもついてくるのです。
きつねわこわくなって、なきだしました。
よぞらのほしわ、くもお よび、おつきさま かくしてしまいました。
きつねわ「ははは、かったな」そおいってほしあかりおすすみます。
つきわくもにかくれたまま、まいにちすがたおかえていきました。
そして、くもにかくれなくてもよいしんげつのよる・・
きつねわ とーとーたおれてしまいました。
「どーせおれわ、ひとり。うんのないきつね。」
たおれているきつねお、むらびとがみつけました。
「ほっといてくれ！」とさけぶきつねお、むらびとわつれかえりました。
てあついかいごのおかげで、きつねわげんきおとりもどしました。
あるよる、みずおのみにいどにいったきつねわ、
いどのなかに「あいつ」がいることにきがつきました。
きつねわおびえました。
なかなかいどからかえってこないきつねお、こどもがさがしにきました。
「おじちゃん、どうしたの」
こどもわ、みずおこっぷにくんできつねにさしだします。
そこにも「あいつ」がうかんでいます。
きつねわこわごわとこっぷのみずおのぞきます。
こどもがいきをふきかけると、「あいつ」わぶるぶるとふるえます。
なんだかおかしくなったきつねも、わらをさしこんでふいてみました。
「あいつ」はばらばらになりました。
でもいきおとめると、またおなじすがたにもどります。
こどもわ、「ぼくもおみずのむ」そういってのみほしました。
にっこりわらって「おつきさまのあじがするよ」
きつねわなんだかたのしくなって、こっぷのみずおひといきにのみほしました。
きつねわ、はじめてまっすぐにおつきさまおみました。
おつきさまわきつねのかおや めや おっぽお、しずかにてらしました。
おしまい。
