解放区

2011年10月21日(金) 診療所にて。カダフィー死亡。

今日の診療所勤務は暇だった。来院したのはなんと、たったの5人で、あまりの閑古鳥ぶりに思わず診察室で孤独死するかと思った。まあしゃあねえな。スタッフともまだ親しくなる以前の状態で、現在は思いっきりアウェイ気分だが、そのうち徐々にホームになるのだろう。なんにせよてめえらが暇だということは、世界は十分に平和だということだ。


カダフィーが亡くなったとのニュースがあった。独裁者が倒されたとのニュースで一色だが、いったい彼は国民にどれだけの理不尽を働いたのだろうか? てめえが無知なせいだろうか? 実のところよくわからない。wikipediaやニュースやその他いろいろ調べたが、要は彼は「変な人」「アメリカにケンカを売り続けた人」以上のことはわからないぞ。

罪もなき国民を次々と粛清したわけでもなく、個人蓄財をしたわけでもない。国民があれだけ盛り上がっている理由もわからない。リビアが産油国でなければ、こんな騒動は起きえただろうか?

独裁国家といえばもっととんでもない国があるではないか。隣国の民間飛行機を爆破したり(これはリビアもしたな)、別の国を訪問中の隣国の大統領をその国の重要な場所ごと吹き飛ばす殺害未遂を起こしたり、我が国や隣国の善良な市民を拉致したり、あろうことか国家ぐるみで偽ドル札を刷ったり覚醒剤を製造したりしているとんでもない無法国があるではないか。その国は経済政策を失敗させた閣僚を公開処刑していたが、どんだけ前時代やねん。これ、我が国に適応したら、閣僚は総辞職どころか総処刑になるぞ。おそらく極東の地にありアメリカがあまり興味がないのと、産油国ではないから生きながらえているのだろうな。





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い・よんひー [MAIL]

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