最近週刊化してますが・・・

最近常々思うのだが、
最近流行っているらしい雑学系バラエティに出てくる
「雑学芸人」とか「うんちく芸人」とかって
はっきり言って邪道じゃないんですかね?
話は芸人だけじゃなくてそういうものを取り上げる番組や
雑誌、書籍にも言及しなきゃいけないんだけど、
そもそも雑学ってのは得ようと思って頭に入れる知識ではない。
何かの勉強の道すがら、たまたま知って
「ああ、なるほどね」というのが正しい姿であって、
いきなり面白い部分だけ集約されても情報量の
厚みが違う分、非常に薄っぺらい知識にしかならないだろ。
さらに言わせてもらうと、「役に立つ雑学」とか
「酒の席で人気者になる」なんてのはもはや外道以外の
何者でもなにんじゃないですかね?
だって、たまたま調べていたら意外なことを知ってしまった
というのが醍醐味であって、わざわざ知りたくもないのに
無理してそんなこと覚えたって身には付かないでしょ。
もっとも酒の席で受けたいだけなら
すぐに忘れても差し支えないだろうけど。
で、まぁ、ぐちゃぐちゃと愚痴に近いことを書いてきたけど
まとめるなら知識欲の副産物として生まれたものは
その知識の上に成り立つものであって、土台がしっかりしているから
その知識に対しての深みが出てくるわけだけど、
テレビや雑誌などの受け売りでは知識にならず
単なる情報にしかならないので中身の薄い話しか出来ない。
それが現代人の人間性の薄っぺらさも表しているのかなぁ
なんて思ってみたりもするんですが、
こんなこといってる自分が実は「要領が悪い」というだけで
単に損をしている人間のひがみだったりして。
2005年09月25日(日)

Dag Soliloquize / tsuyo