大きな壁

駒野が負傷した三浦淳に代わって代表選出!
来た!やった!
今年好調なこの男が何故代表に呼ばれないのが
不可解なほど代表の人選は滅茶苦茶だったのだ。
何故、駒野が呼ばれなかったのか?
それはおそらく現監督の関東偏重主義によるものである。
はっきり言うが現監督は静岡以西に視察に来たことは
ほとんど無いのである。その結果として代表に呼ばれる
西日本のチームからの選手はガンバの宮本、遠藤だけであった。
昨年日本人得点王になったということで強化委員が無理に入れた
大黒が加わってやっと3人になったとは言え、それでも極端すぎた。
(今年三浦淳が神戸に移籍したが、元は関東のチームからだし)
今回の東アジア選手権に関して言えば、FC東京の今野のような
それまでも代表入りしておかしくないポテンシャルを抱えた若手が
数多く召集されている。これは何を意味するのか?
推測でしかモノを言えないのだが、協会側が現監督以降の
代表の強化を本気で考え始めたということである。
おそらく現監督は駒野なんて選手は知らないであろう。
今野ですら怪しいところである。それを協会側が無理に入れ
代表の経験を積ませようとしたに違いない。
しかし代表としての経験がつめるかどうかは微妙なところである。
というのも現監督が既知のメンバーのみでしか戦おうとしない
という可能性が非常に高いのである。
使っても残り15分で意味があるのかどうかわからない交代で
その真価を発揮できぬまま大会を終えてしまうということが
十二分に考えられる。かつて大久保嘉人がその苦汁を味わったように。
いずれにせよ現監督の壁を彼らが乗り越えてくれることを切に願うのみである。
2005年07月29日(金)

Dag Soliloquize / tsuyo