親の顔を見てみたい

コンビニというありとあらゆる人種が集まる場所で
バイトをしていていつも気になることがある。
マナーの悪い客は相当数いるのだが、
心底腹の立つのは物を放り投げる客である。
商品を渡す時もぶっきらぼうに投げ捨てて
あろうことかお金を渡す時でさえも放り投げるのである。
こんな客を相手にする度に一体親から
どんな教育を受けてきたのかと疑問に思うのである。
しかもそういう客の大半は10代後半から20代前半にかけて多い。
ウチの店は工事現場が近いこともあって作業員のおっちゃんも
数多く訪れるが、やや乱暴な気質のおっちゃんたちでも
こんな放り投げるようなことはしない。
これは少し説教じみた話になるが、人間、生活する上で
人と相対する際に最低限払わなければならない礼儀というものがある。
ある程度わきまえなければならないこの感覚をこの放り投げる
若人たちは理解しているのであろうか?
よく高校生たちがだらしない格好をしているが、高校生たちの間で
このだらしない格好が「カッコいい」という感覚になっているが、
実のところ端から見ればただ単にだらしないだけで
全然カッコ悪かったりするということがあるのだが、
この「放り投げる」文化もそれと同じで彼らの中で
「カッコいい」という感覚でなのだろうか?
それとも若者特有の恐いもの知らずという感覚から来るものか?
それともただ単にぶっきらぼうなだけか?
真相はわからないが端から見れば乱暴で知性の欠片もなく
自分の愚かさを周りに誇示しているだけの愚行でしかないことは
火を見るより明らかである。
2005年07月21日(木)

Dag Soliloquize / tsuyo