ああ、なるほど…

先日テレビ放送していた「フランケンシュタイン〜」は
結局エンディングが海外版だったのね。
唐突にデカイ蛸(しかも淡水湖から!)が現れるという
ある意味有名すぎるこのエンディングはもちろん別撮り。
エンディングが何種類もあるというのは最近では珍しくないけれど
この当時では斬新だったのだ。いや、斬新というよりは
商業的な都合上というのが実状ではあるんですが…。
そもそも何故蛸が出てくるのか?これは海外版ということを
考えてもらうと答えは安易に出てくる。
海外、特に欧米では蛸は悪魔の生き物というように恐れられており
食べるのもおぞましいと考えられていたのだ。
確かにあの8本足でヌメヌメとした外見は気色悪いことこの上ない。
その上非常に強い歯を持っており、人間もしばしば噛まれるとの事。
聖書(だったと思う)に出てくるクラーケンという海の魔物も
蛸がモデルらしい。(イカとかクラゲという説もありますが)
そのため映画に蛸が出てくると凄く怖がられるので唐突に出したそうである。
最近でこそ蛸のマリネなど比較的蛸に対する欧米人の偏見は無くなった様だが
昔は意外と恐れられていたのである。
おっと、ここでギリシャ時代に蛸はあまり恐れられていなかった
なんてマニアックな話を持ち出すのは厳禁ですぜ。
ギリシャは海洋民族だったから身近にあった訳であって
(イカ、いや以下この話は省略)
2005年02月09日(水)

Dag Soliloquize / tsuyo