始まりと再生

セレッソ大阪の始動日、今年初練習の見学に行ってきた。
南津守の練習グラウンドは始めてである。
憧れの選手を直に間近で見れたことや、
スタンドにブラジル代表としても活躍したGKジルマール
(現在は代理人として活動しており、この日は自分の世話した
 選手の様子を見に来ていた。)がいたことなどは
今回はあえて省かせてもらうが、一つとても感銘したことがある。
それはこの地が持つ雰囲気である。
広い空の下、緑の芝の上で練習をこなす選手たち、
それを見守る子供から年配まで幅広い年齢層のファン。
ここでこの地における最高峰のフットボールの血脈が
築きつかれつつあるのだ。スーパースターがいるわけでもない
成績もさほど良くないこのチームでもそれを温かく見守るまなざしと
それに答えようとする想いが交錯し、そこから生み出される
熱い力というものが心に響いてきた。
日も暮れ始め暖かいという気温ではなかったが、
私の心はその力に触れただけで十分に熱くなっていた。
もちろん始動日ということも大いに関係しているのであろう。
去年が散々だっただけに今年の仕切りなおしにかける想いは
皆強かったはずである。それがこの雰囲気を生んだに違いない。
優勝なんておこがましくてとても言えないが、
再生とこれからの飛躍のための大きな地固めとして
良い成績であることを心の底から願いたい。
2005年01月24日(月)

Dag Soliloquize / tsuyo