寒いのは財布と頭の中

今日から授業が始まるので寒い寒いと思いながらも京都へ。
お昼を食べる時間が無いので電車の中で食べようと思うと
特急がよりにもよって対面式の座席だった。
普通、阪急京都線の特急は座席が進行方向に向いており
ごくたまに対面式、つまり普通の列車のタイプが紛れ込んでいる。
この場合、衆人環視に晒されるため食べ物を食べることはあまり好ましくない。
それこそ自分を社会の公器と自負するおせっかいさんに
「あんたちょっとマナー悪いんとちゃいますか?」
などと足下を一種の自己満足に陥れる発言を喰らわされるのがオチである。
しかし背に腹はかえられない。この機を逃すと食べ物を口にするチャンスは
ほぼゼロになってしまうのである。そのため
「そんなに社会の公器を自負するなら携帯電話禁止車両で
 電源を消さずに携帯をいじり倒している奴のところに行け」
と言い返してやろうという、ある意味開き直りの境地に立って
昼食を胃の中にかきこんだ。とりあえず腹の虫は収まった。
阪急電車で恥を忍ぶのは、一応終えたが、油断出来ないのが通学路である。
バス停でバスを待っていると一向に来る気配が無い。寒いのに、だ。
結局電車を一本遅らせても余裕がある時間に来やがった。
何の宣告も無しに運休する帝産湖南交通よりはマシではあるが
この時期はやはり辛い。(帰りのバスもたいがい待たされた。)
しかし一番の衝撃はこの後に待っていた。
やれやれと思いながら学校に着き、授業を行っているであろう棟に向かい
自動ドアの前に立った。ドアは微動だにしない。おかしい。
自動ドアが正月ボケでも起こしたのだろうか。そんなことはないだろうが、
開かないものは仕方が無い。別の入り口から入ろうとドアノブに手をかけ
力を入れると、あら不思議。ビクともしない。開く気配は全く無い。
これはもしかしてと思いもう一つ別の入り口から入ろうとすると
ここもまた閉まっている。まさかとは思っていたが、しかし、
実際にやってしまったのだ。授業開始日を勘違いしてしまうということを。
正月早々何をボケているのやら…
2005年01月05日(水)

Dag Soliloquize / tsuyo