明日も遅いけれど

今日は本当に最終の電車で帰ってきたのだけれど、
誰もいない川沿いの道を一人とぼとぼと歩くうちに
胸の奥からある曲の歌詞が浮かび上がってきた。
誰もいないのをいいことにその曲を口ずさみながら
空を見上げるとすっかり冬の星座の舞台となっていて
時の移ろいの早さにただただ驚かされるばかりで
歌っていた歌詞と相まって体の奥から熱いものがこみ上げてきた。
辛いことがあった日もこんな風に歌って帰ったのだ。
そんな辛い日々と15周年記念のpillowsのライブの時の
あの感動が甦ってきて、瞼の裏が熱くなってきた。
彼らが経験した辛さに比べて、自分が味わった辛さは
遠く及ばないかもしれないけれど、この一瞬は少し近づけた気がする。
1ヶ月前のライブを思い出して、一人歩きながら感動し、目を潤ませている
20台半ばの男と道ですれ違った人たちはきっと変な人を見かけたと
内心恐怖していたに違いない。そう思うと申し訳ない気がする。
そんな夜空のかたすみで人は今日も生き続けている。
2004年10月21日(木)

Dag Soliloquize / tsuyo