| 飛翔 |
「竜が沼の淵に潜むのは何のため」 というのは三国志で劉備が雄伏している時に 逸る張飛を諭すために言った台詞だが、 その雄伏している状態から今、まさに飛び立とうと 羽ばたいている姿は活力に満ち溢れ 見ているこちらまで勇気と活力を与えられる。 今日のストレンジヌードカルトのライブが まさにそれであった。2000年に結成し 関西のライブハウスで精力的にライブを行い さらにストリートでも見知らぬ人が素通りする中 定期的にライブを行い着実にファンを増やしていった。 そんな彼らが初のワンマンライブを行った。 会場の十三ファンダンゴは音響も良く大阪でも トップクラスのライブハウスである。 そのファンダンゴが立つ場所が無くなるほどの人の入り。 かく言う私も開演まで椅子に座っていようと思ったのだが、 開演間近には椅子から降りれなくなってしまったほど。 (もっとも、立った状態より高い目線で見れたので得したが…) 満を持してメンバーが現れると満員の会場は大盛況に。 両手を高く上げた谷口氏を大拍手が出迎え、 それに応えるかのように1曲目から飛ばしていった。 新曲から懐かしい曲まで今までのストレンジの集大成を ここで見せんばかりの演奏が披露される。 『紙ひこうき』や『愛言葉』では客席とストレンジが 一体となって盛り上げ、ストリートで揉まれてきた 苦労が伺えたと共に彼らが暖かいファンに応援されている ということも実感できた。そんなファンに対して 谷口氏が「ありがとうの意味を込めて贈ります」 というMCの後に奏でられた『空色のフィナーレ』、 そしてライブでも核となっている『ありあまる言葉』 『タートルネック』で本編の幕は閉じた。 当然のように巻き起こるアンコール。 なかなか統一しないアンコールの声を 彼らの盟友セカイイチのメンバーが煽り 大きなアンコールの声の渦が出来上がったところで 再び登場するストレンジの面々。 アンコールももちろん大盛況のうちに終了したが、 終了と共にまたもやアンコールの声が… 戸惑う私の姿をよそに湧き上がるアンコールの手拍子。 すると階段を下りて再びストレンジの面々が登場。 「ありがとう」の声と共にダブルアンコールが成立した。 しかしこの日はそれだけで終わらなかった。 そう、3回目のアンコールがあったのだ。 2回目のアンコールが終わった後に メンバーがフラフラになっていたのを目撃しただけに 手拍子をしていいのか戸惑う私。 しかしストレンジは三度やって来てくれた。 3回目は演奏ではなくメンバー、観客、そして ファンダンゴのスタッフを含め全員が 「1,2、の3」の合図で両拳を上げ終了。 会場には満足げな笑顔が満ち溢れていた。 この時の様子は公式サイト のトップページの写真になっている。 後日、ワンマンのチケットを予約した人々に 谷口氏からお礼のメールが届けられた。 そこにはこのワンマンを一つの区切りとし これから進むスタートラインになると言う旨が 書かれていた。このメールにあるとおり、 ワンマンが大盛況に終わったことで彼らの活動は 飛躍的に加速すると思われる。 来年にはミニアルバムのリリースも決まっている。 彼らが大空へと飛び立つ翼は羽ばたき始めた。
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2003年12月05日(金)
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