| だ・か・ら… |
ということで、例の日本シリーズ中の地獄のような 野球ネタ地獄を反省した「しばらく野球の話が続いたので」 という枕は今日からは取っ払うことが出来ます。 さすがに1週間も続けるとイヤミったらしくなってきてね。
さて、11月である。 もう今年もあと2ヶ月を切ってしまったのである。 自分の中ではまだ夏のイメージしか思い起こせないのだが、 ずいぶんと世の中も寒くなってきたものである。 いや、秋で気温が寒くなってきたからというのは 少し違うのかも知れない。 というのも、ニュースで知ったのだが、 最近広島の原爆に関するモニュメントへのイタズラが 相次いでいるという。これは嘆かわしいを通り越して もはや情けないというレベルに達しているのではないか。 確かに終戦から60年近く経ち、当時のことを語る人が 少なくなったのも事実であり、記憶が風化しつつあることは 否めないが、しかし、それにしてもである。 原爆に関するモニュメントというのは極端な話 お墓に近いものがある。犠牲者を弔うもの故にそのような 意識を持たなければならない。 そういうお墓に対してイタズラをするとはどういう事か? ましてや原爆の犠牲者に関するものである。 やったのは浮かれポンチのアンポンタンの若者だろうが、 こいつらは一体何を考えているのだろうか。 果たして奴らは原爆の被害に関する写真などを見た事が 無いのであろうか?(以下想像力が豊かな人は見ないように) 黒焦げになって炭化した少年の遺体は? 抉れて骨が露出してしまった腕は? 熱線によって着物の柄が焼きついてしまった皮膚は? ただれてケロイドになってしまった顔は? ちぎれた指や爪は?眼球が飛び出して繋がった神経だけで 目をぶら下げて苦しみながら歩いている人たちは? そんな悲惨な状況を伝え聞かされていれば 普通の神経を持っている人間はイタズラなど出来ない筈である。 しかも恐ろしい事に原爆ドームの柵を越えて侵入している 不届き者がいると言う始末である。 記憶がおぼろげだが、確かあそこは原爆の熱線によって 座っていた人の影だけが残っている階段があったのではないか? 座っていた人が熱によって蒸発してしまったのか、 遺体が残っていたのかは失念してしまったが、 そんな痛ましい痕跡がある場所に遊びで入るなど もはやキチガイとしか言いようが無いのではないか? 就職先が決まらないからムシャクシャして千羽鶴を燃やした 馬鹿もいたが、ああいう奴は全員そろって原爆の被害状況を 調べさせてみてはどうだろうか? 自分たちがどれほどの愚行を犯したのか、 被害に遭われた方や遺族の心をどれだけ傷つけたのか、 そして、今、何事も無く生きている自分たちが どれだけ生きたくても命を奪われてしまった人々に比べ どれだけ幸せであるかということを思い知らせるべきではないか。 人類史の中で伝えていかねばならないことはたくさんあるが、 こと、ナチスのユダヤ迫害、特に強制収容所に関する事と 米軍による広島長崎での原爆を使った人体実験は 後世への人類の凶行に対する戒めとして確実に伝えていかねば いずれ人類自身が自らの手で首を締める事になりかねない。 不埒な人間が増えたという事は人類が自分の首を締めるために 自ら手をかけ始めた前兆なのかもしれない。
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2003年11月04日(火)
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