夢の終焉

正直複雑な気持ちだ。
何と言っていいのか迷っている。
ただ言えることは
「夢をありがとう」
の一言だ。あらかじめ予想はついていたことだ。
散り際としては華々しい姿だった。
家康を追い詰めた真田幸村の如く
ミランを苦しめに苦しめた上での敗戦。
しかもロスタイムでの失点。
救いはW杯来日時に耳の不自由な少年との
心温まるエピソ−ドで感動を呼んだ「いいひと」
トマソンが決勝点を挙げたこと。
勝ち上がったミランがイタリアの中では攻撃的な
戦術を取るチームであること。
世界最高峰の舞台でのベスト8.
充分胸を晴れる結果だ。恥ずべきことじゃない。
今大会の台風の目になったことは確かだし、
元気の無かった「名門」という言葉に輝きの片鱗を
蘇らせてくれた。そして「財力=強さ」という概念の打破も。
しかし、それ以上に不安もある。
このチームの姿が見れるのもあと数試合である。
シーズン終了後には確実にチームを離れる選手がいるだろう。
そして数年前のような青田買いの再来もあるかもしれない。
このチームの崩壊していく姿を見るのは正直苦しい。
彼らの溌剌としたプレーをもう少し見ていたかったのも事実だ。
しかも最悪なことにイタリアのクラブが4チーム中3チーム。
残りのチームもレアルという見る気の萎える組み合わせ。
今大会の残された希望は攻撃的なチームである
ミランとレアルの決勝だ。我がアヤックスを倒したミランに
エールを改めて送りたい。
そして若きアヤックスよ
夢をありがとう!
2003年04月24日(木)

Dag Soliloquize / tsuyo