a winter day

朝から1時間半のために二時間かけて学校に来るという
他の人が聞くと何とも同情されるようなことをしてました。
でもお金もらえるし勉強にもなるので苦痛とは思ってません。

人に教えることは難しいなぁと思いつつ食堂に向かうと
友達に会って前々から約束していたお昼をおごってもらいました。
ビデオを録画しただけなのにお昼おごってもらえるのは
ちょっと悪い気がします。あらためてご馳走様でした。

で、大阪に戻ろうと新快速で寝ていました。
ふと目を覚ますと「大阪」の文字が!
危ない危ない、寝過ごすところだった…
昨日も同じように新大阪だと思ったら大阪駅で
ビックリして降りたっけ…
疲れてるのかな?

映画を観ようと大阪に戻ったのですが、
どの映画も上映までに時間があるので
フラフラとお店を見て回ることに。
とりあえず壊れ気味のビデオデッキを観にヨドバシへ。
ふぅん、決算時期だから強烈な値下げ合戦してるのね。
じゃあここの値段を競合する三番街のジョーシンに言えば
上手く値切れるかな?と思って三番街のジョーシンへ。
さすがにまだ買う気はないので店員さんに声をかける気は
起こりませんでしたが、意外と上手くいきそうな気がします。

三番街の催し物会場で輸入食品フェアをやっていて、
以前そこで買ったイチゴ味のチョコフレークが美味しかったので
また買おうと思って行ってみるといろんなものに
目移りしてしまうわけで、イチゴのスパークリング(非ワイン)
なんてものを見つけた上にレジ前で僕の好きな紅茶
「プリンス・オブ・ウェールズ」を発見!
なんだかんだで買い込んでしまいました。
イチゴのスパークリングはワインが入っているようなボトルに
入れられているので、これを持って映画館かと思うと
ちょっぴり不安な気もしました。

と、まぁ荷物がいっぱい増えて映画館に行って
チケットを買おうとすると突然初老のおじさんが
ニュっと現れて「これ使い」とチケットらしき物を
差し出してきました。一瞬何かのキャッチセールスかと
警戒したのですが、おじさんが言うには、
「さっき観てきたところやけど、タダ券があと一枚余っていて
 しかも使えるのが今日までやからあげるわ。一人やろ?」
とのこと。キャッチとかでは無く本当に親切心からみたいです。
疑ってしまってゴメンナサイ。「ありがとうございます!」
と深々とそして何度もお礼を言ってチケットをいただきました。
嗚呼、ラッキー。

そして観てきたのが「オールドルーキー」です。
映画本編に入るまでに「マトリックス」「007」
「二つの塔」という、もう今年絶対観てやる!と思ってる
映画の予告編が観れただけで半分満足している自分がいました。
やっぱり大きなスクリーンで観れる幸せは映画館ならではです。
特に「二つの塔」の予告編では何故か涙が目を覆ってしまい
本編を前にして既に目をウルウルさせている変人になりました。
でも本当に「二つの塔」が楽しみでなりません。
で、本編の「オールドルーキー」ですが、
こちらもやっぱり溢れる涙を抑え切れませんでした。
泣ける映画がいい映画とは限らないと豪語する自分ですが、
やっぱりツボを突かれると弱いものです。
僕の「泣き」のツボは「夢を追う姿」「父と子の和解」「健気さ」
なのですが、三つのうち二つに当てはまる作品で
見事なまでに涙が頬をつたっていました。
名作とまではいかないのですが、
佳作で充分鑑賞に耐える作品ではないかと思います。
感想としてはやっぱり納得のいく生き方をしたいよなぁ
ということをひしひしと感じさせてくれました。
明日にかける気持ちをいっそう強くさせてくれたかな?
そこでふと思ったのですが、チケットをくれたおじさんは
もしかしたら映画の神様が生き方に悩む僕に対して
「この映画を観なさい」という風におじさんを遣わして
この映画に引き合わせてくれたのかもしれません。
おじさん、そして映画の神様、あらためてありがとうございます。

帰り道、ふと思い立ってジュンク堂に行き
映画「遠い空の向こうに」の原作本「ロケットボーイズ」
の上巻を買ってきました。この話も夢をあきらめずに
父親との衝突と和解を経て夢を実現するという話で
映画の方はDVDを即購入するくらいのお気に入りで
辛くなった時、特に人生の路頭に迷った時に
大きな力を与えてくれる映画の一つです。
多分生涯のベスト5に入ります。
そんな映画ですから、前から原作の方が気になっていて
ハードカバーでちょっと値段が高いですが、
無理して買っちゃいました。これを読んで頑張ろうと思って。

「人生は一度きり、それなら納得のいく生き方をしよう」
それが最近の僕の指標です。
2003年01月28日(火)

Dag Soliloquize / tsuyo