ぐぅ

ちょっとマニアックな話を。
先日「マトリックス」と「007 トゥモローネバーダイ」
が放送されていました。どちらも繋ぎ繋ぎでしか見ていないのですが
どちらも吹替えでちょっと気になったことが。
「マトリックス」においてローレンス・フィッシュバーン
演じるモーフィアス役の役者さん(声優と言い方は吹替えでは
あまり好きではありません。最近の声優と
役者には雲泥の差があります。
特に演技が下手だったり何かを勘違いしていたり。アイドルと役者は
絶対に違います。最近は吹替えができない声優がたくさんいるとか)
が内海賢二でした。えー則巻センベエ博士(昔の方ね)と言えば
通りはよいでしょうか。確かに雰囲気は合っています。
ただモーフィアスにしては少し鈍重過ぎる気がするのも事実です。
モーフィアスというキャラクターはただのボスというだけでなく
場面によっては激しいアクションをこなすキャラクターです。
そこで内海賢二の声ではアクションシーンが映えません。
なんだか重たそうに動いているように聞こえるからです。
DVD版での配役は玄田哲章(シュワちゃんの吹替え等で有名)
でしたが、これはベストな配役でした。ただテレビ局側も
独自性を持たせたいので新しく吹替え版を作ったのでしょう。
その意図はわかるのですがちょっと
ミスキャストだった様な気がします。
大塚明夫(セガールの吹替えの人)でも良かったかもしれません。
この映画、もう一つミスキャストがありました。
トリニティー役の戸田恵子(アンパンマンとかショムニの人ね)
です。確かにXファイルのスカリーでもわかるように
毅然とした女性の役は合うのですがいかんせん
ドラマ等のイメージが先行してしまったのも大いに関係するのですが
やはりトリニティーにしては歳がいき過ぎていた感が否めません。
えー、マトリックスで随分時間がかかってしまったので
007については一言で。
カーヴァーは羽佐間道夫じゃなくて納屋六朗
(クレヨンしんちゃんの園長先生。
銭形警部役の納屋悟郎の弟)やろ。
羽佐間道夫(日テレのスーパーテレビのナレーション)では
線が太い気がします。カーヴァーはあくまでも頭脳犯ですから。
2002年10月11日(金)

Dag Soliloquize / tsuyo