色々心配もしたけれど

今年の初頭は6時間ぶっ続けで立っていても
そんなに疲れることは無かったのですが、
体調を崩してしまった影響からか
3時間で辛くなってしまって
何だか衰えを目の当たりにしてしまい
動揺を隠せないのですが、
それ以上にいい歳をした大人が
ちゃんと授業を聞いてくれていない事に
すこし悲しくなってしまったりしながらも、
放っておけずに一から説明し直しに行く自分に
どこまで苦労すれば気が済むんだろうかと
問いかけてしまったり、
実に複雑な毎日を送っているわけですが、
さて、本題。
昨日の日記で無茶言ってしまった3位決定戦だけど、
結局心配したようなひどい試合にはならなくてホッとしています。
それはトルコチームの良い行いを見ているからかもしれないけど、
でも最後まで韓国があきらめずに点を取りにいったのも良かったし、
今までの試合では考えられなかった韓国サポーターの
相手国の国旗を掲げる行為
(一部テーハミングが五月蝿かったけど)とか
お互いを称えあっているのを見ていると
少し救われたような気がします。
そういえば中継のゲストにノ・ジュンユンが
来ていたのも嬉しかった。
1993年のアジア予選で日本が韓国を破り
悲願の初出場に王手をかけた時
引き上げる韓国イレブンの姿が映し出されたのですが、
その時にムスっとする韓国イレブンのなかで
唯一人カメラに向かって
「おめでとう!」
と言ってくれたのがノ・ジュンユンでした。
当時彼がサンフレッチェに在籍していたこともあるんだろうけど、
でも素直に相手に祝福できるそんな姿を
つい最近まで忘れていたけれど、
でもその行為自体は決して忘れるべきではないと思う。
結局日本はその後の「ドーハの悲劇」によって
初出場を逃したんだけれど、
その悔しさをバネに強くなって今に至るんだと思う。
そして、ノ・ジュンユンがいたからこそ
Jリーグに韓国人選手が移籍しやすい状況を生んだんだと思う。
ノ・ジュンユンはその後
オランダのNACに移籍してしまったけれど、
Jリーグにはあのスケートパフォーマンスの練習を
注意して辞めさせようとしたホン・ミョンボ、
Jリーグで得点王を取ったこともあるファン・ソンホン
ポルトガル戦でみごとなゴールを決めたパク・チソンも
サンガがJ2から昇格した時の原動力になったし、
降格したセレッソに嘆願して残留を決めてくれたユン・ジョンファン
(アン・ジョンファンと一緒にしないでくれ)、
先のフランス大会で見事なFKを決めてから
レッドカードを頂戴したハ・ソッキュと
抜群のスピードを誇るチェ・ソンヨンが
神戸で必死に降格を防いでくれたのも覚えている。
挙げだすとキリが無いけど、Jリーグに来てくれた韓国人選手は
母国から後ろ指さされる思いで移籍してくれたし、
今回の騒ぎでも滅茶はやっていない。
願うことならJリーグが再開した時に
無為なブーイングを受けないことを心から祈ります。
2002年06月29日(土)

Dag Soliloquize / tsuyo