There are all in one.
| 2014年05月16日(金) | twilight |
亡遥と宙を見つめる瞳に俺はなんて声をかければ良いのだろう。
「…。」
「…。」
泣くことすら出来ない。
其れが彼女なのだとしたら。
「……て」
「え？」
「どうして。
どうして生まれて来たんだろう」
「あたしなんか」
（――要らない）
嗚呼。
どうして俺は。
いつも彼女を救えないのだろう。
俺はただ。
普通に在って欲しかった。
それだけなのに。
こんな在り方を望んだ覚えはない。
クーリングオフだ（今を持ってして
| ＜ 過去 | INDEX | 未来 ＞ |
