日々、ポケットへつめこんでおいたこと。
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2006年09月26日(火) 平成中村座、同朋高校体育館公演

歌舞伎をこんなに魅力的と思えるようになったのは、おそらく、中村勘三郎の芝居を見てからです。
かっこいいです。うっとりです。

今日、平成中村座公演へ行きました。

平成中村座のこと、ご存じでしょうか。
ふつう、歌舞伎は、現代ではきちんとした、立派な会場でしか見られないものです、名古屋なら御園座とかね。
でも平成中村座というのは、江戸時代の芝居小屋を再現した建物で、歌舞伎が大衆の娯楽であった当時の雰囲気をそのままに再現し、お客さんに楽しんでもらおう、歌舞伎の真の良さを知ってもらおうという(たぶんね;)、勘三郎が立ち上げた新しい試み、新しい一座なのです。
国内のみならず、海外までも進出しています。

お待ちかねの、名古屋で初の平成中村座。会場は、同朋高校の体育館でした。最初聞いたときは、えええ?!となりました。驚かせるのが好きな勘三郎丈らしい発想に、まんまと、びっくりでした。

何でも、中村屋の屋号である“中村”は、名古屋の中村区の“中村”なのだそうで、つまり、名古屋市中村区は、中村屋発祥の地!なのだそうです。
それでどうしても、この中村区で芝居をしたかったというのが、勘三郎丈のおっしゃってたことです。

で、今日。
体育館は、見事な芝居小屋に変身していました。椅子ではなく、ざぶとんが並べられています。舞台と客席も近く近くなっています。2階から、江戸時代の人々が覗いているような絵が、両側からわーっとかけられ。
あぁ、わくわくします。見事なものです。すごいです。

勘三郎の出演は『身替座禅』でしたが、これ、おもしろすぎ!!!
勘三郎演じる山陰右京が、奥さんの玉の井(めちゃめちゃこわい)に内緒で、こっそり愛人のところへ出かける、帰ってきて、ばれててびっくり、さー大変!という、ほんとにわかりやすい物語なのですが、ひとつひとつの動きとか、表情とか、本当にどうしてそんなちょっとしたことで、こんなにいっぱい伝わるのかと思うほど。だって、昔の言葉で、よくわかんないのにさ。

言葉で語るなんて、野暮だわ!というか、語れる力がないわ〜!ああ〜〜〜。

見事な舞も含め、今日もうっとりなのでした。つまり、今日もほんとに素晴らしかったということです。

あといつも感動するのは衣装のあでやかさです。あの色使い!ありえないほど派手でも、ほんとに粋であるとか、品があるとか、きちんと美しいと思えるものばかり。もう、あれだけで心奪われるし、勉強になります。

今日は『本朝廿四考』の八重垣姫がやっぱりいちばんでしょうか。真っ赤な衣装と、きらきらの髪飾りと!

あと『身替座禅』の太郎冠者にはたまげました!なんと、アヒル柄!!こんなのいいの?!と思うほど、なんて間の抜けた。。。まぁ、まぬけな役なのですが、これはねぇ、ある種パンキッシュでした。すごかったー。袴も何か柄がついてたけど、遠くてよく見えませんでした。何の柄だったのかなー、気になります。

あと、これは前の時も書いた気がしますが、侍女の帯のしめ方、背中に斜めに、大きなリボン型になっていて、すっごい可愛い!あれ大好き!

七之助の女形が見れなかったのは残念でしたが(『本朝廿四考』で蓑作の役でした)、でも、充分きれいだから、いっか。

そういうわけで、大満足の平成中村座公演でした。勘三郎以外の役者さんも、もちろんみんなすごいのだけど、やっぱり見るたびに思ってしまいます。
さすがは勘三郎!!!
なのデス。


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