日々、ポケットへつめこんでおいたこと。
DiaryINDEXpastwill


2005年08月18日(木) ゴッホ展へ行った、けれども守一さんや東郷青児が好きな話。

休みだったので、今日も、ぷーりらぴーりら歩いてきました。
ゴッホ展へ行きました。
すごいひと!いっぱい!県美にどんどんひとが入っていく。こんな風景初めて見ます。
ひとの間を縫って、ちょろちょろと、でも、ぷーりらぴーりらと、観て参りました。ゴッホの絵はいつも、彼にとっての、理想なのだなぁ。筆の跡、こまごまこまごま、それが夢のように美しかったり、ずっしりしていたり。

“ひまわり”も観て参りましたよ。やはりどうせ行くなら、あるうちに、と思ったものですから(“ひまわり”だけ、今月の28日までだそうです)。
しかし実はわたし、中学生のときに一度観たことがあります。修学旅行の自由行動で、東郷青児美術館へ行ったのです。担任が美術の先生だったのでイチ押しされ、わたし、その頃すでに美術館好きだったので、行ってみたのでした。
静かな館内、厳重に厳重に、厚ーいガラスの向こうに、“ひまわり”はありました。今までにみたことのない、黄色い花の姿、でもたしかにそれはわたしもよく知っているひまわりの花なのでした。全然、思っていたのと違ってびっくりしたのをよく覚えています。

今日はたくさんのひとの、わいわいとざわめいた頭の向こうに、その花はありました。東京でみたような厳重さはなかったけれど、独特の黄色のあかるさとおごそかさは、変わらず。

ゴッホは他の絵も、黄色、独特だよなぁ。

熊谷守一の昨年の展覧会の図録を買ってしまいました。ゴッホグッズは買わずに。あは。
だってね、思うのですが、やはり本物を観た後だとポストカードや図録って、こんなんんじゃないのに!とどうしても見劣り、買う気がしないのです。
守一じいさんのときもそうでした。
でも、やはり守一さんは好きなんですねぇ。今日改めて観ていたら欲しくなってしまった。わたしがあまのじゃくだからって、それも少し、あるのかなー。でもやっぱり守一さんはすごいのです。絵も好きだけど、書も好き。書が好きと言えるなんて、すごい。絵も文字も、ほんとうにまっさらなのです。ずっと、まっさらなひとだったのだろうと思います。

話は戻りますが、東郷青児美術館へはもちろん“ひまわり”を観に行ったのですが、あのとき、わたしの胸に強く焼き付いたのは、実は東郷さんの方だったり。あは。ははは。
でもあの時東郷青児を知れたことは本当に良かったよなぁと思っています。

ぷーりらぴーりら中、とてもかわいい指輪を見つけましたが、サイズがでかすぎ断念。残念無念。シルバーのたんぽぽ。

練乳をかぶったかき氷のように、つやつやもくもくの巨大な入道雲を見ながら帰りました。


いり |HomePage