日々、ポケットへつめこんでおいたこと。
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2004年09月10日(金) 古本屋

仕事帰り、いつもと違う道を通ったら古本屋さんがありました。というか、実はあることは知っていたのです。いつもは通らない道だし、わざわざ行こうというほどでもなかったのですが、たまにそこを通ると気になっていたのでした。
天井まで届く背の高い本棚に、びっしりと並ぶあせた色の背表紙が外からもいっぱい見えます。文庫本もいっぱい見えます。
でもちょっと、近寄り難い雰囲気なのです。いちばん奥には店のおじさんが座っています。なんかこわいんだよね…。

でも今日はなんとなく、ふらりと入ってしまいました…。

こわいなぁという思いがあるので、あまり店のおじさんの方は見ないように、でも、高いとこ低いとこ、気が付くと目うつりしまくりで、見逃してなるものかと必死できょろきょろしていました。小さな空間に、膨大な量の本です。ちょっとさわったら崩れそうなとこもあります。あれもこれも、気になる、気になる…。上も下も目の前も真後ろも。あっちもこっちもそっちもどっちも。

宮沢賢治研究本、ドリトル先生の古いの、わたしが生まれた年のフランス特集の雑誌、吉行和子の吉行淳之介、佐野洋子、おさるのジョージ………
気になる世界がいっぱいなのです。ここは宝の山だ!世界の世界だ!

興味ある1冊を見つけだすのがたのしいというのもあるのですが、様々な、しかも濃ーい本が、小さな場所にこんなにも溢れているというのが、やっぱり興奮してしまいます。

そして古本がわくわくするもう一つの原因は、本に、誰かのわくわくも残っているからだとわたしは思います。

昔、誰かが大切に読んだわくわく、その本を書いた人や、作った人のわくわく、その本を今まで大切にしてきた人々すべての呼吸が、本に残っているように思うのです。
少しあせた紙の色や、本の手触りに、そんなふうに感じるのです。
それでそこにもうひとつのストーリーがあるみたいで、わたしはまたドキドキとし、わたしからのその本への愛も増えるのです。

本日わたしがお買い上げしましたのは、『としみつ』宮城まりこ編、『江戸切絵図散歩』池波正太郎の2冊。どちらも半額くらいでした。
選んだ理由、読んだ感想などは、またそのうち、本屋ポケぱんで。

あ、店のおじさん、こわくありませんでした(笑)。よかった。


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