日々、ポケットへつめこんでおいたこと。
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2004年03月10日(水) 指輪がない

昨日の指輪がない。
探したけれどない。コートのポッケもかばんのなかもポーチのなかも帽子のなかもロッカーの中も更衣室にも、ない。病院事務に落とし物で届いていないかときいてみたけれど、ない。朝からずっと下を向いて、きょろきょろしながら歩いたけれどみつからない。

この指輪、殆ど毎日わたしはしていたもので、仕事中だけはずしていた。
ちゃちくて安っぽくて、こんなのしていたら恥ずかしいかなと思う時もあったけれど、わたしはとにかく気に入っていた。さりげなくついた花がなにしろ品があって可愛かった。「かわいいね」とほめてくれたひとがふたりいるのですが、ふたりともわたしの憧れのひとなので、そう言われた時は本当に嬉しかった。どこの国でいつ作られたものかもわからないところも気にいってた。
ちょっとのすきに消えてしまった。

今日は仕事が残業の予定が、早く終われたので、図書館へ行こうと急に思い立ち、丸の内で降りた。丸の内は久々なのに、気付くと指輪を探して下を向いて歩いていた。あるわけないのに!しかも図書館は閉っていた。〈3月1日〜16日は休館します〉の立札。「今日何日だっけ」ととっさに呟いてしまった。3月1日〜16日の間の何日なんだということはわかったけれど、今日が何日かなんて、あんまりわからない。
とぼとぼとぼ。今来た道をひきかえす。と、行く時には気付かなかった、ちょっと良さそうな花屋さんをみつけた!わたしの嗅覚がぴくぴく、くんくん。ここは素敵かも。今日はこの店をみつけただけでもよかったことにする。

まだ指輪探すけれど、もしもどこかで誰かが拾ってくれているのならば、あの指輪はわたしが落として終わりになるはずがないから、どうか素敵なひとが拾って、大切に可愛がっていてほしい。それかどうにかわたしのとこへ、戻ってこないものかな!


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