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2002年05月15日(水) ゴの2〜ごは「ごくせん」のごぉ〜♪

 そんな歌もありません。

 『ごくせん』・・・「春ドラへGO!」でも紹介したように、仁侠一筋、今では希少価値ともいえる、や印職業の中でも昔かたぎ、「素人さんに迷惑はかけちゃいけねぇ。てめぇら、それじゃぁまっとうな○くざとは言えねぇだろう?」と、ただ今の世の中をどっちかっていうと、憂えている大江戸組、頭の孫、山口久美子が学校の先生になるってぇ話しだ。だからって『ごくせん』てタイトルはないだろう?と、思ってたのさ。もちろん『ごく妻』から取ってるのはわかってるし、原作漫画だから、パロディいや、オマージュすらこめているのかもしれないけれど。ねぇ、お前さん。

 いや、これが、始まってみると、1回目から思い切りその古風さ加減がにじみ出て、なんとなく時代劇なんかも見てる私には嬉しいじゃぁあないか?という風情。大江戸組っていうだけあって江戸下町に居を構え、ビルなんかじゃありませんぜ、木造家屋、間取りも昔かたぎですぜ。久美子の部屋以外はそのまま時代劇のセットで使えそう。『てめぇら、行ってくるぜ』『親分!あっしらもお供いたしやす』『いや、てめぇらにぁ、うちのことぉたのんだぜ』『(涙ぐみ)へいっ!』『お前さん』(かちかち)そんなセリフも容易に想像できそう。

 久美子の学校のシーンからはじまり、帰宅。商店街を歩いていると「お嬢、お帰り!」町の人たちからも一目置かれている様子。しかも愛されてる感じ。「ただいま!」って声かけあいながらたどり着いた先は、すごい門構えの『大江戸組』お嬢の初登校とあってか、出迎えがすごい。若い衆がずらっとひかえ、寝起きをともにするてつ(金子賢)や兄貴分(阿南健治)らが「おけえりなせぇ」いいねぇ。しかもあなけんは着流しだよ。もちろん、組頭のおじぃちゃん(久美子から見たらね)宇津井健も着流し・・・くー、しびれるっす。で、落ち着いたらば、お祝いの品があると渡される。「へぇ、おめぇら、嬉しいじゃないか」って久美子が開けたら、おいおい、誰に聞いて選んでもらったんだ?どこで着るんだ?少なくとも学校へは着て行けないし、更に仲間由紀恵に似合ったにしても山口久美子にはまだ浮くんじゃないの?って、お水なスーツと結構な柄の着物・・・。てつ、あなけん(役名なんだっけ?)・・・・。コスプレみたく、着てみた想像が流れて、それがオープニングタイトルで使われることになるんだけど、はぁ、なるほどいいです『ごくせん』で・・・・納得いたしやした。アナクロだけど、今!なのよね・・・。私、江戸Noirは時代劇で見たりするけど、極妻はもちろん現代の仁侠映画ってあまり観てないのね。4話目であなけんたちが銀座のクラブに行くシーンがあって、それはお嬢の同僚伊東美咲ちゃんがバイトしてるのを見つけるためのシーンなんだけど、慣れないクラブ遊びで、あなけんが女の子誘ってるのよ「姉さん、一緒に映画に行ってくだせぇ」チケット見せながら拝んでるんだけど「いいですぜ、仁侠映画10本立て」・・・しかも10本だて?!・・・・わかんないけどちょっと観てみたくなったりして、まずは『仁義なき戦い』からかしら?とかいう気になってきたりして、うわ、はまったらどうしよう?とか考えたりして、ま、とりあえず、あなけんと一緒なら「仁侠映画10本立て」観たいです!!(私、あなけんファン)でも、1日に10本やるってことは『仁義なき戦い』レベルじゃないよね、きっと・・・でも、あなけんとならいいです!!

 ま、そんな感じです。って、うわっ!全然学校の先生メインなのに、書いてないっすね。お嬢、申し訳ない。って、もうとにかく宇津井健がいいのさ。全然、「赤いシリーズ」よりいいです。(って知ってる?)あなけんもいいいけど金子のてつがまたいいっ!普段たこ焼き屋台やっててポイントに出てくるんだけど、こことか、家とか、思わず学校に「お嬢、弁当に箸入れ忘れやした、すんません!」とか電話してくるあたりとかが、ポイントを押さえてて配分もよくて好きさ度上げてると思う。

 物語はっていうと今のところ、白金(しろきん)学園に就職できたお嬢は校長だけが知っている(田山涼成さん、最近悪役ばっかだから、このほのぼの用務員さんみたいな校長がいいっ!)大江戸一家しょってることを隠して、教頭の悪知恵で3−Dという手におえない生徒を集めたクラス担任になる。(教頭が生瀬勝久・・・くーーー、悪玉です。でもズッコケです。似合ってます。しかし、何故その髪型?!みたいな・・・)でもね、「ふん、おめぇらなんか、怖がってるお嬢じゃねぇんだよ」だもんだから、お嬢なりの「まがったことがでぇきらい」なやり方と、舎弟は信じて面倒見切るやり方で始業式での紹介のぼろかす扱いからは信じられないスピードで生徒の心に入っていく、さすがお嬢!その過程が主要の生徒5人いまして、4話まで順番に彼らが主をはって出来事が起きて解決して・・・っていう、このへんは普通の学園もの、刑事ものとかもそうですね、たくさん人が出るのにあるパターン。さっきの伊東美咲ちゃんが銀座でバイトってのも、先生サイドとして美咲ちゃんの話でもありながら、美咲ちゃんに憧れてる生徒がヤンクミ(2話から何故かすでに親しみを込めて呼ばれてしまう、さすがだっ!お嬢!)を更に見直すストーリーで、もう、あなけんの「仁侠映画10本立て」とか、その前に教頭・生瀬がクラブ遊びが好き!とかってのは超サイドストーリーなんだけどうまい出具合で、わざとらしくない伏線になっててそっちがうまいんで面白いのね。あれ?また方向が違ってきたわ。

 5話でついに沢田(松潤)の番になるんだけど、ここでまだ松潤的エピにはならないわけです。4話のラストでヤンクミが携帯落とすんだけど、それを拾って届けたことからヤンクミが大江戸一家の人間、って知るってエピなんですね。いいんじゃないの?好きでしたわ。どっちかっつーと、生徒的には取り上げられてるのはクマだったし。沢田は、毎回その生徒たちの問題に少しづつからませて浮き彫りにされていってる感じでいいんじゃないの?(クマの役の子は1話だったのね。「サヨナラ小津先生」の子でかぶる、かぶるっ!って思ったけど、5話で違う面が出て・・・アップかよ!ぼかしかよ!ってやっと面白かった)

 お嬢は、登場シーンからそのぼけっぷりが良い。先生に憧れてるってのも漫画チックっていうか「学園ものテレビの見過ぎです」的で・・・。教室入る前、「ファイト・オー」って1人でやるとことか、好き。しかもヤンクミ、バスで人目惚れしちゃうんだけど、名前もわからないからって降りたバス亭の名前とって「桜坂下さん(はーと)・・・」って、おいおい。しかも桜坂下・・・。しかもサツってわかってロミジュリ・・・とか言ってるし。おかしい。桜坂下の後輩は何故か西武警察大門はいってるし(いいですよぉ、ジョビジョバ坂田さんっ)・・・あ、また脇に・・・・。ヤンクミことお嬢こと仲間由紀恵ちゃん!線の細さが微妙にマッチ。あの美しい声で「なめんじゃねぇっ!」いいかも・・・・。キレイなのに毎回ジャージで、これもまたいいかも。仲間由紀恵、好きです、私。「おめぇら、仲間だろっ!」ってお前が「仲間」だろっ!ってツッコミ忘れてたほどいいです。


もっちゃん |M@IL( ^-^)_ヲタ""日常こんな劇場( ^-^)_旦""

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