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| 2002年03月16日(土) |
ヴェネツィアに行きたい! |
今日、ごっついヴェネツィアに行きたい病が出た。これは、去年「イタリア通」のローマ編を見た時より、はるかに、行きたい度が高い。「世界・ふしぎ発見!」の特集がヴェネツィアのカルナバルだったのだ。
生まれ変わる前に一度ヴェネツィア人だったんだろうか・・・。と思う程、恋しい感じ。グラン・カナルはもちろんのこと、京都の小路、いやもしかしてそれより細かいかもしれない水路、そこから直接生えているかのような石造りの旧い建物。これのほとんどが、ヴェネツィアがかつて共和国だった、まさに1000年の都だった時から修復され住み継がれている建物、そして街の石畳、水路からにょきにょき出ている杭、昔、税関だった建物、街の象徴の鐘楼、そんな色々な風景が映し出されると、行きたいと思ってしまう。何か無性に行きたくなる。今のヴェネツィアは、観光でなりたっていて、実際行くと、物価は高いし、観光客の方が多い。でも、ただ建物の外壁を触ったり(怪しい)、水路をまたぐ幾つもの橋を渡り、ブロックごとに島みたいになっている場所を歩いたり、グラン・カナル沿いの建物と水をただ眺めていたり、ヴァポレットに乗って別の島に行ってみたり。何をするわけでもないのに、それをするためだけに行きたくなる。なんでかな。
このあいだ、NHK教育のイタリア語会話で、スキットの主人公がようやくおばぁちゃんに会えた。全然毎週見ることはできなかったけれど、そうか、目的地はヴェネツィアやったんか・・・。しかも、ブラーノ島!!レース作りが盛んだった島。今も土産ように売られているけれど、実際にブラーノのレースというと、ほとんどがアンティークになってしまうらしい。後継者がいないからだ。このスキットのおばぁちゃんは、今、1人で暮らしている。孫が自分たちと住もうと言うのだけれど、この島で生まれて育って、友達もいるし、何より、このレース編みをするには、ブラーノの海と空気がないとだめなのよ、大丈夫だから、と断るのだ。うぁああ、行きたい。というか、この時は、食べたい!と思ったんだ。ブラーノは漁師町で、漁師さんが島に帰ってきたときにわかりやすいようにと始まったらしい家の壁がカラフルで、スゴクかわいいのも特徴だが、魚料理がおいしい。ブラーノで食べたイカ墨のパスタ!!めちゃくちゃおいしかった。また食べに行きたい。ちょっとそこまで、な気分で、気軽に言ってしまうが、気軽に行ってしまうわけにはいかないのが辛いところだ。
ヴェネツィアのカルナバルの最中は、人、人、人。日本のお祭りも人の多さがダメでほぼ行った事がない私。すごくお祭りそのものには興味があるんだけれど、人の多いのは怖い。空気が薄くなる気もするし・・・。だから、外国のお祭りなんてとんでもない、テレビで見るしかないのよ。その時期は高いし、宿も取りにくいし、どこにいっても人だらけだから。あきらめている割に、行ってみたい祭りがスペインの牛追い祭り、トマト祭り、セビリアの春のお祭り、セマナ・サンタの時期、そしてヴェネツィアのカルナバル。人の多いものばかりだ。でも、今日、テレビで見て、ちょっと大丈夫そうな気がした。お金と暇さえあれば・・・。そんなに空気薄くなさそう・・・。せっかくなら全部を楽しみたいけど2週間も休めないしなぁ。いつに的をしぼればいいんでしょうね。なんて、考えてみてしまう。
クイズの出題のために、ムラーノ島が映った。ガラス作りの島だ。上に金をあしらった、独特のグラス。でも、実はそれにはあまり惹かれないけれどね。実際に見てみて、一番憧れたのは、シャンデリアだった。バカラとかそういう感じのクリスタルなシャンデリアと違って、それもカッコいいんだけど、ちょっとづつ色がついていて、カーブしてる小さなガラスが花籠みたいでキレイで可愛いのだ。こんなものつるせる家に住むことは永遠にないと思うけど、すごい欲しくなった。どうすんねん?!って、後悔するにきまってるのに、「買えない値段じゃない・・・」とか考えている自分が怖かった。あの魔力はなんだったんだろう。クイズの解答は、当時、ガラス文化を誇っていたヴェネツィア人はお祭りの時に、紙ふぶきまでガラスで作っていたんですよ!というものだった。あまりの薄さに、手の中でガシャガシャともんでキラキラの紙ふぶき様のものにしても、手が切れたりしないみたいだった。どんな感じなのか触ってみたい。ばかにされていた野々村くんが当ててしまった。
一時、毎週見ていた頃もあった「世界・ふしぎ発見!」私はミステリー・ハンターの中で、竹内海南江さんが大好きだ。今日は彼女だった。なんてキュート!!テレビ欄に特集先だけでなく、ミステリー・ハンターの名前を書いてくれると、海南江さんの回は、もれなく見たい、と言うくらい好きだ。だから、今日は、ラッキーだった。だって、せっかくの興味ある街も、今いちの人が紹介すると、がっくりな時もあるからだ。今日は相乗効果だった。出題されて考えている間のゲストにげんなりする時もあるけどね。 そういえば、「世界・ふしぎ発見!」は、本当にふしぎな番組だ。へーーっ!?そうなんだ?とか、よく見つけてきたなぁ、とか、びっくりするような問題が多いのに、たまーに、「ウソでしょ?こんなの全員正解やん?」と思う問題を平気で出す。しかも、それが何故か、黒柳さんもわからない日がある。今日もそうだった、あ、でも、今日はさすがに黒柳さんは正解だったけどね。ヴェネツィアのカルナバルといえば、仮面・扮装の豪華さが有名だけれど、この仮面は職業柄生まれたものです。という、白くてくちばしがスゴク長い仮面が問題だった。「これはペスト患者を診る時の医者の仮面やんか!」どっか別の局でもここの局もかもしれない、絶対テレビでも何回か紹介されてるって!「世界・ふしぎ発見!」としては常識なんちゃうの?ところが、一応金のたけしくん人形だった黒柳さんも、「オペラにそういう扮装の人が出てきていたのを思い出した」っていう理由だった。・・・ふしぎな番組だ。そうかと思うと予想もつかないことで、結構解答者が多かったりするし・・・。ふしぎな番組だ。
だいたい、どこへでもすぐ行きたくなるのだ。「世界・ふしぎ発見!」危ない番組だ。でも、今日のヴェネツィアは格別だ。今年は、古式ゆかしい、オープニングアクトをやったらしい。くーーっ!行きたい。
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