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樋川春樹

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2003年09月01日(月)
二次創作小説〜メモ。

〜 preface 〜
まえがきよりもまえに。


それは世界で一番よくできた人形。


人形は愛されるためだけにそこにある。


人形は惜しみない愛を受ける、
 感情のない硝子の瞳で。


人形は愛されるが愛することはない。


人形はただ愛されるためにだけそこにある。


それは世界で一番よくできた人形。


+++

 PSO二次創作長編小説の主題のようなモノです。
 なんとなく書き留めておきます。
 結構強烈なネタバレです(こんだけでわかったら尊敬するけどな)。

 長編になるか短編連作になるかまだちょっとハッキリしないんですが(連作の方が楽ではある)…中身は結構シリアスめな感じで。

 真面目6笑い4みたいな感じで(それはどこがシリアスなのか)。

 なかなか始まらないのは最初の場面が決まらないせいです。
 そのくせラストシーンはこないだ思いつきました。
 そういうことってよくあるよねー(遠い目で)。

+++

「王様ゲームするよー」
「何故いきなり王様ゲームなんだHARUKI…」
「みんなクジ引いてークジ引いてー」
「何故王様ゲームなんだ…!」
「クジを引かないノリの悪いヒューキャストは利き腕切断ですよ?」
「くっ…限りなく名指し…!」
「はーい、みんな引いたー? 引いたねー?」
「引きましたー」
「じゃあ、王様だーれだ? …あ、私か。じゃあねー…うーんと…」
「何かやだなあHARUKIさんが王様って」
「普段通りのような気がするでござるよ」
「はい、じゃあ、全員でー」
「全員で?」
「7番を」
「7番を?」
「さげすむ」
「待て───ッ!」
「あ、はーくんが7番なんだ」
「違うだろうHARUKI! 何だ『蔑む』って! 王様ゲームというのはもっとこう互いの親睦を深めるために行われるべき遊戯ではないのか!? 全員が特定の個人を蔑むなど…」
「けっ、ショットしか出ないクズIDが…」
「だから蔑むんじゃないJUN! 俺に言ってる分には許しもするがとりあえず世の中の全てのVIRIDIAの人に謝罪しておけ…!! というかお前俺のことそんな風に思ってたのか…!」
「やだなあハルキリさん、お遊びですよ、お遊び」
「俺の目を見て言ってみろ…!」
「さげすむ、駄目?」
「駄目だ! もっとこう皆が楽しい気分になれるような命令を考えるんだ」
「あ、じゃあ、全員が、王様に…」
「全員が王様に?」
「マグを10玉ずつプレゼントする」
「待て! 待ってくれ!」
「おやすい御用ですよHARUKIさん!」
「贈るな! HARUKI、今現在家に何玉マグがいると思ってるんだ! このうえさらに何十玉も手に入れてどうする気だ!」
「いつくしむの」
「いつくし…!! 駄目だ駄目だ! モノを貰う系の命令も駄目だ!」
「ええ〜」
「ハルキリさん、ノリ悪いッスよー」
「俺が悪いのか…?!(衝撃)」
「じゃあ、もう、王様が7番の利き腕を切り落とす、でいいや」
「どこが楽しいんだそれは! 7番俺って知ってるから言ってるんだろ! これのどこが王様ゲームだ…!?」

+++

 小ネタSS第二弾。
 テンション高いな息子(兄)…。
 なんかこっちの方が私の本質に思えて来ました。こっちってどっちを指すのかはあえて伏せたままで…。