speak like a...child

 

 

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『なりたい自分』 - 2004年02月12日(木)

やりたい仕事は世の中にたくさんあるが、
なりたい自分はそうたくさんいるものではない。

そんな自分に育つための場所を探しに行ってきた。

環境が人を創るのか、
人が環境を創るのか。

どちらも正しいだろう。
しかし、片方だけで成り立っている要素ではない。

そのくせ今の立場では人に注目せざるをえないから、
良くも悪くもできるだけ多くの情報を引き出すべく
人をいろんな角度から眺めてみる。


生来、人を見るのは嫌いではない。

人の表情がその境遇や人生を語ることは往々にしてあるし、
魂が輝いている人は見ていて本当にまぶしいものである。

それに、人と出会うことでその人の歩んできた人生の断片を、
培ってきた経験や教訓の一部を分けてもらえる気がする。

それは言葉や行動の端々から自然と滲み出るからよく分かる。


自分もこんな人になりたい。

想像を重ね合える人に出会えたならば、
自分の行くべき場所を選ぶのにそう苦労はしないだろう。

そう考えたら、出会うまでの時間も、出会った瞬間も、
どちらも同じくらい大切にしたいものである。


「さっき東京に着いて、今喫茶店でのんびりしてます。
 明日が入試なので気合入れてがんばってきます。」

今朝方入ったメールは高校生のジュンからだった。

キミもまた、なりたい自分を追い求めて旅に出るのだろう。


明日の朝、淀みない目覚めを迎えて、
無事に試験会場にたどり着けることを祈る。

その先の扉を開ける鍵はキミが持っている。

そして扉の先で、
たくさんの素晴らしき出会いに恵まれますように。

行ってらっしゃい。



クリスマスも疾うに過ぎてしまいましたが、
カオルさんからのお題に遅ればせながら参加です。
“If you can't rock me”が流れたら自然とメドレーにしたくなります。



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