speak like a...child

 

 

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自戒セヨ - 2003年11月15日(土)

おぞましい嫉妬と憎悪にまみれた夢を見た。
出てくる人物は全て実在していて顔は不鮮明ながらも
概念としての存在が確立されている。そのうちの一人、
実に象徴的な一人を僕は持っていたナイフで刺した。

半ば衝動的ではあったが行為自体に躊躇いはなかった。
おそらくずっとその機会を窺っていたからだ。仮面の奥に
潜む黒い影。彼こそが自分の本体なのではないかという
疑問は日に日に膨らみ続け、留まることを知らない。

ナイフが刺さったままの男が詰め寄る。僕は後悔する。
何故、息の根を完全に断ち切ってしまわなかったのかと。
立チ塞ガル者アラバ此レヲ斬レと、そう躾けられてきたし、
それに能わないわけでもない。それを唯、怠ったのだ。

自らの意図が理解できなくなったところで容赦なく現実に
引き戻された。せっかくの約束の時間はとうに過ぎていた。


今週はほとんど余裕がなかった。僕はあからさまに態度に
出るらしく、またもや周囲の人間に当たり散らしてしまう。
こうしてまた一つ自己嫌悪の種が増える。影は大きくなる。



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