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ヘルニア - 2003年02月08日(土)

友人たちとボウリングに行った。ついつい5ゲームもやってしまい、
スコアはかんばしくなかったが、久々だったので少しスッキリした。
その途中、ボールを投じようとしたところで突然卒倒した。
いつものヘルニアだ。

平均すると週に1回くらいのペースで訪れるこの痛み。
腰椎部分から電撃が走り、全身が弛緩する。
立つことすら能わず、その場に倒れ込む。

ただそれだけのこと。
それはほんの一瞬で、過ぎてしまえば何でもない痛みなのだ。

医者の卵たちは揃って心配してくれる。卵ながらも見立ては誰も一緒で、
ヘルニアらしいという結論に至りつつも、専門医に診てもらえと忠告を受ける。

「腰がなぁ、ビリッときて全身に力入らなくなって、ぶっ倒れるんだよ。」
「電流走る感じ?」
「そうそう。」
「椎間板ヘルニアかな。」

「あとな、別件で首の裏から右腕内側部にかけて痺れが走ることもある。」
「それは頸椎ヘルニアの疑いがあるな。」
「今度は頸椎かよ。」
「椎間板の方は悪くすると手術で椎間板を一部抜かなきゃならんぞ。」
「マジで?」
「そうすっと、身長が少し縮むからな。」
「マジで!?」

「だいたいは腹筋と背筋のバランスの悪さが原因だから鍛え方次第でなんとかならんでもない。」
「それは知ってるんだが、んじゃ、課題は背筋かな。」
「腹筋は割れてるもんな。」
「割れてた。もう過去形だって。」

「歳か。」
「まったくだ。」
「オレがレジデント終わるまでは時間かかるから早めに診てもらえ。」
「そうするよ。」

身長が縮むとは思いもよらなかった。
さすがに170を割ってしまうのは忍びない。
腰は本当に躰の要なのだなぁとしみじみ思う。



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