speak like a...child

 

 

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what's goin' on - 2002年12月03日(火)

昼飯を食ってたら舌を噛みました。
あまりの痛さにそこらへんのバッグを蹴飛ばしてのたうち回ってみましたが、
痛みがおさまってくると今度は変な味がします。

血ですか。

別に口封じで自決する草じゃないんだから、そこまで噛まなくても。ねぇ。


今日は若干昨日の続きの話です。
つーか、昨日書いてたら長すぎたので途中で切っただけなんですけど。

ここで教員免許取得用件について少し触れますと、「教職に関する単位」と
「専門教科に関する単位」を所定の数だけ取得しなければなりません。
前者は「教育心理学」や「人間関係論」など教師としての人格に関わるような単位で、
後者は専門が数学であれば「解析学」や「代数学」、「幾何学」などを何種類かと、
あと「数学科教育法」なんてのもあります。

それともう一つ、肝心な単位があります。

「教育実習」

自分の学校に教育実習生が来たという経験をされた方も多いかと思います。
僕も昨年、自分の出身高校に2週間ほどお世話になってきました。
最初は不安と緊張でいっぱいでしたが、始まってみると忙しいながらも楽しくて、
充実した日々から貴重な経験を積むことができました。
「教師になりたい」という意欲を掻き立てる日々だったと記憶しています。

ただ一つだけ、つまらないことがありました。
厳密に言えば学校の外でのことでしたが、僕には少しショックでした。


実習が始まって4、5日目だったでしょうか。
帰り際、学校の下のコンビニである先生に会いました。
この先生は僕が高校2年のときの数学の先生で、
そのときはすでに別の高校に赴任なさっていました。

「あ、お久しぶりです。」

「ん? あ、ああ。nutsか。どうしたの?」

「今、教育実習で高校にお世話になってます。」

「ああ、もうそんな学年になったのか。あ、でも教師にはならないんダロ?」


・・・ん?

まるで教師にはなってくれるなと言わんばかりのニュアンスです。
確かに“一応免許取っておくか”みたいな風潮の学生は多いですが、
今将に実習中の学生に投げかける言葉がそれですか?
理解に苦しみます。

しかし、語尾の「・・・ダロ?」で思い出しました。
この先生は高校時代、僕のことをあまり好ましく思っていなかったのです。

確かに僕の態度は悪かったかもしれません。

うちの高校は65分授業でした。午前に3コマで午後に2コマ。
ですから、20分寝て、1〜2分寝ぼけて、また20分寝て、1〜2分寝ぼけて、さらに20分寝る。
当時は部活メインの生活で、それが65分の正しい使い方だと思ってましたし、
3限の途中で学校を抜け出してお好み焼きを食いに行ったりして、
昼休みが終わるまでに戻ってくる。そして午後からはひたすら昼寝をする。
5限は気が乗らなかったらサボる。そんな毎日でした。


まあ、そんなわけで、この先生の印象が悪いのもうなずけるなと。
でも、僕もこの先生の印象悪いんですよ。
授業はうまくないし、一人で勝手に先に進んでるとこっちに注目しろとか言うし。
先に進んでていいのはジモンだけだったんですかね。
数学で僕に「4」をくれたのも彼以外思い当たりません。

じゃあ、何でそんな先生に話しかけたのかって?

癖ですかね。

基本的に学校は好きなんすよ。
校舎の雰囲気とか空気とか。
そこに集まる仲間がサイコーで、
先生方も大好きでした。

別にこの先生が嫌いだったというわけではないのです。
一応慕っていたつもりだったので、わずかな期待があったんだと思います。
教師として、先輩として、ねぎらいの言葉をくれるんじゃないかっていうわずかな期待が。

甘かったみたいですね。

もしかすれば、いつかは自分がその立場に立っている可能性もあるわけで、
あの日の自分の気持ちを汲んであげられる自信はまだありません。

教師って難しいなぁ。


今年は友人が幾人か採用試験に合格したみたいです。
現在確認できているのは一発合格が2人、二度目で受かったのが1人、四度目だったのが1人。

おめでとう。

人生って難しいねぇ。



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