speak like a...child

 

 

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stop crying your heart out - 2002年10月06日(日)

昨日の話をば。

仙台市体育館でoasis。
今回のシートは北スタンド。要するに2階席なんだけど、
下手にアリーナで後ろにいるよりは2階席の方がずっと見やすい。
グランディもそうだった。機材とかのチェックもできるし。
しっかし、スタンドのステージ寄りのシートは完全に見切り席だったようで。
ぽっかり空いたスペースがおもしろかった。

Introは“Fuckin' In The Bushes”。
オイオイ、前回公演(2000年3月 グランディ21)と同じかよ・・・。
あの曲は好きだから仕方ないけど、こういう使い方にしか向かないんだよな。
映画『snatch』で使われたときはすごくはまってたっけ。

んで、1曲目の“Hello”で始まり、新旧の曲を織り交ぜる構成。
相変わらず中腰で反り返りながら歌うリアムはすげぇ。

ノエルが奥さんと離婚したため「“Wonderwall”はもう演らねぇ!」って宣ってたが
アコースティックでノエル独演。そういうことか、もう5人では演らねぇ、ってことか。
いいよ、あれ。いいアレンジだったよ。

“Don't Look Back In Anger”も演った。
この曲はオレがベースを始めて一ヶ月でライブを演るとなったとき、
メンバーがオレに合わせて選んでくれた曲で、最初に弾けた曲ってことになる。
ユースケの思い出とか込み上げてきて固まってしまった。

途中で“Morning Glory”や“Some Might Say”、
同シングルB面の“Aquiesce”までも演ったし、
2ndの栄光はいつまで経ってもぬぐえないんだなぁと思った。

肝心の新譜の方からはアクセントかメドレーで“Songbird”を演ると思ってたのにちと意外。
リアムの書いた曲だからかな。その他はなんだか無難な曲ばっか揃えたなぁって感じ。

2000年の福岡公演では喉の調子が悪いからと言って4曲目の途中でやめてしまい、
今回の福岡公演でもステージ上で兄弟喧嘩を繰り広げて結局独演になったそうな。
福岡が鬼門なのか単に日本をなめてるのか知らないが、その噂を聞いてたものだから、
序盤でリアムがスタッフに「もうダメ。」みたいなジェスチャーを送ったときはゾッとしたし、
袖に引っ込む度にもう帰ってこないんじゃねぇかなんて不安になった。

結局最後まで演り通したけどMCはほとんどナシ。
「これで最後だ。see you!」とか「もう1曲演るゼ。」とかそんなもん。
前回の「F#$k you!」ばっかりもどうかと思ったが、
しゃべり出すとまた兄弟喧嘩になるから自粛してるんだろうか。

本編は1時間と15分くらいで終わって、encoreで4曲。見え見えの手。
正味1時間半ってとこで普通のアーティストにしちゃ少ないが
コイツらは“oasis”だから最後まで演ってくれただけマシなのか。

昔に比べてノエルのステージ上での自己主張が強くなったし、
もはやイニシアチヴを完全に掌握してるのは誰の目にも明らかだった。
途中にソロを持ってきて、encoreも4曲中2曲がリアム抜きだったし、
跳ねても最後までステージに残って挨拶をして帰っていった。
その他の方面でも精力的にプロモーション活動を行ってるらしい。
なんだろ、そろそろ危機感が芽生えてきたってのかな。

そういやOutroは“Champagne Supernova”でこれも2nd。
ああいう場面ではVocal-less Versionとかの方が嬉しい。
なんつーか、今まで生で聴いてたのに陳腐になってしまう。
そんで尚かつ会場全員で大合唱できたら素晴らしいんだろうな。

いろいろ書いたけど、ライブは十分楽しめた。
隣の席が3つも空いてて広々としてて飛び跳ねるには十分だったし、
様々な不安も杞憂に終わって良かった。
一度そういう場面に出くわしてみたい気もするけどね。




退場後は会場の前でグッズ売場を眺めながらしばし3人で余韻に浸る。
そのあと水時計に移動して飲み会に合流。すっかり疲れ果ててあんまり飲まず。
帰り際、騒々しい人だかりを横目に地下駐輪場に降りようとしたら
階段におびただしい鮮血を見る。上に戻ると数人の警官と泣きじゃくる女性。
喧噪を奏でる若者たち。取り抑える側と抑えられる側。


美酒に酔うは一瞬、旋律に酔うは一生
極上の音楽のみが永遠の感動を与えてくれる
アナタも音楽で幸せになりませんか
だからもう、泣くのはやめて
胸も張り裂けんばかりに泣くのはやめて



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