けろこ
予告通り見ましたよ。 北斗の拳ですよ。 レディースデーだったせいか、わりと若い女の子も見に来てましたね〜。 まあ、ラオウ伝とか言いながら、主役はシュウだったような… もしくはサウザー? 宇梶のラオウは、部下を鼓舞するのに大きな声を出したりしてる時は案外といいんだけど、普通の会話が今ひとつかなあ… 柴咲コウのレイナは、その存在自体が、姿はシティハンターだし、何となく部外者っぽい感じもあり… こちらも普段の会話が物足りない感じでしたね〜。 だから、プロの声優さんって、普通の会話の芝居でも、すごくお腹の決まった発声と芝居をしてるんだな〜って思いました。 阿部ちゃんのケンシロウは、アタタタとかが上手だったからよかった。 しかーし、この芸能人3人よりも、シュウが演歌調でけろこ的には微妙でした。いや好みの問題なんだろうけど… あとはね〜、ラオウって人は、ストーリーを見て、結果的に愛の深い人だったんだ〜ってわかって感動するんじゃない? この映画みたいに、ラオウはいい人ですよーってはなから訴えてるのは、少々違うと思いました。 それとおもしろかったのが、パンフレットに、原作者の武論尊さん、作画の原哲夫さん、元・ジャンプの編集長で映画の脚本家の堀江さんという人の対談が載ってまして、その中に、北斗の拳は宝塚でやってもおもしろいって話が! 宝塚を意識して書いていたのが武論尊さんで、よく見に行っていて、男役の様式美とかポーズとか見得の切り方とか色気とか、取り入れていたそうです。 絵を描いていた原哲夫さんはそういう意識はなかったそうですが、でも根本にそういうのがあるから、女の子にも受けた理由の一つじゃないかなあと… かっこいい男性を研究した男役さんに影響を受けた男性キャラクターは、強いだけじゃない何かがあったんだろうなあ〜。 だから、今日、ぼのちゃんとベルばらを見て、こんなに原作を殺すベルサイユのばらなら、北斗の拳を宝塚化したほうが、なんぼかおもろいわい!とずーっと思ってた次第でございます。
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