けろこ
今日は雪組公演を観劇。 トップ男役の勇退(なんて言ったらいいの〜)と トップ娘役の退団公演だ。 芝居は何てったって酒井先生。とてもおもしろかった。 少しづつでも若手にまで見せ場をっていう座付きらしい心配りが感じられました。 幻想場面が3回も4回もあるのには驚いた。 ことあるごとにコロスみたいなのが出てきて幻想場面になるのですもの。 プロローグでは、通路側だった私の横を兵士が歩くし。 そういうのって、ちょっと得した気分。 それと全体的に大芝居をするのに早口だから、セリフが聞き取れないことが多かった。 でもストーリーは簡単なので、だから分かりにくい・・・ということはあんまりなかったなあ。
ただ、全体としてミスキャストというか、任じゃない人が多いとも感じました。 トップのいしちゃんも王としての威厳や男らしさなど、本当にすばらしいんだけど、隙がなさ過ぎるというか、しっかりしすぎていて、ああやって滅び行く男は似合わないと思いました。とは言いつつ、ラストシーンなど渾身の迫力で、すごく感動しちゃった。 そのイシちゃんを滅ぼす女も、傾国の美女には色々足りん。そして余分なものも多い。でも最後だしね。 ぶんちゃんも、もっと冷徹に徹するか、2枚目の役として作るかが中途半端だったように思います。やり所のない役だとは思うけど・・・ 伍封は、もっと国に忠誠を誓ってきた者として、すごい芝居巧者なベテランさんが、もっと年齢が上の役として演じたら良かったのにと思いました。
まあその他色々思ったけど、ここに書きすぎると本のネタがなくなったりもするので、この辺で。 そうそう、ショーはただ一言「イシちゃん殺しのショー」。 忙しくて大変そう・・・ 両作品とも荘厳で大げさだったわ〜。
まあ、最近のけろこは本当に腹黒いので、何を見ても心から楽しくないのさ。
|