| 2001年10月19日(金) |
娘役芸けろこ編&ぼのこレス |
けろこ
何だかぼのこが娘役談義に花を咲かせているから けろこも書いてみるわ。 ぼのこの書いてる神奈美帆さんと白城あやかさんは 若くて抜擢されて、でもちゃんと娘役を全うした天才的な人よ。 だからけろこは色んな挫折や苦労を味わって 立派に花咲かせた人のことを書くわ。 私が思い出すのはひびき美都さんと紫ともさんよ。 2人はやっぱり若い時から目立つ役がついた人でした。 でも、はっきり書こう。その頃の2人は嫌いだった。 キャルさん(ひびき)は地味でものすごく固かったし、 ともちゃん(紫)はまるでなってなかったのだ。 でも、トップになった頃にはけろこの大好きな娘役さんに変身していたのだ。
キャルさんは優等生で、 でも同期の劣等生がトップ娘役になり、 それ所か自分よりも下級生が良い役をする中で、 くさらずに努力を重ねてきた人でした。 そしてなつめさん(大浦みずき)の相手役になった時には確か研10で、 娘役では当時の最年長記録だったと思います。 でも時間を経たおかげか、 3拍子そろった控えめでエレガントな娘役になっていたのでした。 容姿も、すごく美人ではなかったけど、 髪型やお化粧も工夫していたし、 バレエ力に支えられた優雅な身のこなしで 美しい雰囲気を醸し出せる人でした。 なつめさんを支えることに徹していて 決して前には出てこなかったので、 人からの評価はあまり高くなかったと思います。 見てる人にしか分からないって感じで・・・ でも、けろこは知っている! キャルさんが相手役だったからなつめさんは立派にトップが出来たのだ。
さて、ともちゃんはというと、 自分よりも下級生がトップ娘役になる為に雪から月に組替えした人でした。 そして月では少し脇にそれかかり、 やはり下級生がトップになったのでした。 そして古巣の雪組にトップ娘役として戻ったのでした。 ともちゃんは若い頃から宝塚の娘役らしい雰囲気を持っていたのですが、 信じられないくらい下手だった。 それが年月を経てものすごい芝居巧者になっていたのだから驚きです。 かりんちょ(杜けあき)と組んだ2作品は 2人の実力が高かったので本当に素晴らしかった。 でもいっちゃん(一路真輝)と組んでからはちょっと可哀相でした。 そして何って退団の仕方があまりに可哀相で、 けろこは未だに怒りや疑問が残っている事件の一つです。
ここには書ききれないけど 2人はもちろん高度な技術を持ち、 尚且つ努力によって苦手も克服し、 自分の娘役芸を貫いた人達です。 でも、その実力や経歴の割りにはあまり華々しいトップ生活を 送れなかったという共通点もあるかと思います。 それは上級生になっても 決してえらそうにならなかった娘役芸の賜物と思っています。
今の分かってない娘役さんたちには 是非見習って欲しい面が沢山在ります。 娘役の演技とか相手役の横に立つ時の感じとか。
最近では星奈優里ちゃんがこの路線だったと思います。 そしてこれからは渚あきちゃんが 練れに練れた娘役芸を披露してくれることでしょう。
ちなみにぼのこちゃん やっちゃんがマドンナの歌を歌ったのは 「ダイナモ」というショーだったと思うわ。 最高にキュートでかわいかったよねー。
ぼのこ
そうか…。 やっちゃんのマドンナは「ダイナモ」だったのね…。 「ダイナモ」はけっこう面白いショーだったという記憶があるわ! でも、奇妙な勘違いもあってさー。 ダイナモの主題歌の歌詞で、 ♪その力は〜世界を抱きしめて〜豊かな豊かな永遠を創り出す〜♪ ってのがあったの。 その「豊かな豊かな」が「ユパ様、ユパ様」って聞こえたの。 当時「風の谷のナウシカ」がブームだったのよ。 だから「ユパ様って宝塚にも出てきちゃってすごーい!」 なんてことを、半ば本気で思っていたわ。 そんなことも、今となっては良い思い出ね。 ほほほほほ…。
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