けろこ
何日か前にぼのこちゃんがジェンヌファッションについて触れてたので 今日はお稽古着について。 炭酸せんべいSって昔の話ばかりで恐縮なんだけど とーっても印象に残ってることがあります。 昔、星組に洲悠花さんという立派な娘役さんがいました。 おいおいやりすぎだよ・・・って思うくらい、 着こなしや髪型、全ての事にこだわって娘役を貫いた人です。 その人は、お稽古場で相手役さんがお稽古着を着替えると、 自分もそれに合った色のものに着替えてお稽古したそうです。 昔、雪組にいた個性的な娘役さんの小乙女幸さんは、 忠臣蔵でりく役をやった時に、地毛を日本髪に結って お稽古されたそうです。 ま、それは極端だとは思うんだけど、 今、それだけのことをしてる娘役さんはどの位いるのでしょうか。 ノルさんはオスカルの時にすごくフリフリのものを着て お稽古したそうですね。 そうすれば自然と気分も乗ってきて、 それらしい気持ちになれるのでは・・・と想像します。 お稽古場ではなりふりかまっていられない・・・ という話をされている方もいますが、 そうやってお稽古に集中するからこそ、 上手に役が仕上がっていくのかもしれません。 でも、自分はそうでも、相手役さんのことを考えたら、 どうかなあと思ったりもします。 お化粧は自分の為にするのではなく、他人の為にするという 説もあるように、 お稽古着だって、相手の為に着る・・・くらいの心意気が 娘役さんにはほしい気がします。 恋人同士のあまいセリフを言う時に、 キレイなお稽古着を来た人と、 まるで引っ越しのお手伝いみたいな格好の人とだったら、 どっちが気持ちが入ってセリフを言えるでしょうか・・・
やっぱり、けろこは娘役さんには厳しいのでした。
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