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『スウィート・バイエル』 モクジ | 今ヨリ、カコへ | 今ヨリ、ミライヘ
いやぁ〜、風邪が 良くなるどころか、緩やかな下降線を描きつつ、悪くなってます(涙) 今日は意を決してお医者さんに行くことにしました。 さてさて。日記の日付無視し、シリアスな日記掲載は続く〜。 ![]() 1月12日退社直後。 携帯を見ると、男友達から数回の着歴があった。 ん〜、勤務時間中は電話できないの知ってるでしょ(苦笑) 外に出てから電話をする。 今、上野方面にいるとのこと。待ち合わせを、東京駅から上野方面へと 勝手に変更してしまう私。 「こんにちは。ども、お久しぶり!」 私のあいさつに、人見知りっぽい顔をする男友達。 いつも待ち合わせの瞬間は、そんな感じなのよね。変わってない。 私はそんなスカした態度を無視し、普通に応対。 いつも通りだ。あんな別れの日があったなんて思えないね(笑) 「あ、髪……切ったんですね」 向こうに行く頃、長めだった男友達の髪は、ベリーショートになっていた。 反対に私の髪は、だんだん長くなっている。 思えば、最初に男友達に逢ったのは、大人になってから一番短い髪の時で 肩につかないぐらいの長さだったのだ。 (今からは想像できないかもしれないけど) 以前、ときどき行っていた中華の支店がこっちにも出来たのを見つけ、入る。 最初に飲みものを「生ビール……あ、ビールでいい? じゃ、2つ」と オーダーする男友達を見て、アレ?と 「お酒、飲めるようになったんですね」 別離の数ヶ月前から、男友達は調子が悪いとお酒を一切飲まなかったのだ。 ま、ね、お酒を飲む人間としては、一緒に飲む人がいる方が嬉しいけど。 近況などを話す。 主に仕事の話。 私の事も尋ねられ、ぽつぽつとこの秋から起こったことを話す。 「この3年以内に、自分のイメージを固めた方がいいよ。ブランド戦略は大切だから」と、企画畑の方からのご意見(笑) たしかにそれはあるよなぁ〜、と。 だけど。 男友達は逢えばいつも私が今何をしているか尋ねるし、 それにアドバイスもくれるけれど、 私が書いているモノなどには、一切興味はないのだ(苦笑) だから私の筆名も知らない。 仕事関係の話が続いたあと、 ふと男友達が、ここ1年の女性関係の話をしだす。「全然、なにもない」と。 「あれ? あっちで、彼女は?」 「いない(笑)」 「それ以外におねえちゃんは?(←この発言が、すでにオヤジである(笑)) そうそう、すごーく可愛い××嬢は?」 「ああ、彼女はマシンだから。機械に恋しちゃいけないからね(笑)」 「会社で、若くて可愛い子とかいるでしょ?」 「会社の子とは、そういう関係にしないから」 そうでした。男友達の主義は、会社の女には手を出さないでした。 「ふーん。ご飯作ってもらったりしないんだ〜」 男友達は家事が出来るタイプではないので、絶対にさっさと彼女を作ってしまうだろうと思ったのに。 「向こう(海外)に出張にいくと、お持ち帰りとかもできるんだけどね」 へぇ〜。お持ち帰り額は、日本人にしては高額ではないが、 やはり向こうの方々にとっては、結構な額になるらしい。 「風俗もね、その時は良いけど、あとが空しくなるし。やっぱり恋愛とは違うからね」 ん? 急に彼は、何を分かり切ったことを言い出すのか? 「それに最近、年なのか、面倒臭くなって。 若い女の子に『ああして、こうして』って言われると、面倒になる」 ……おいおいおい。逆じゃないですか? 普通は、年を重ねるごとにそういうのが楽しくなるんじゃないの? 私は2杯目のお酒、杏露酒のソーダ割りをチビチビと飲みながら、 心の中でそんなことを考えつつ、男友達の話に相づちを打っていた。 「で、そっちは?」 と、矛先が私に向けられた。 「はい? 何?」 「浮いた話とかは?」 にっこり笑って「なーんにも。ぜんぜん」と答える私。 「身体は大丈夫なの?」 「うん。やっぱり寒かったりすると創(キズ)が痛んだり、 ちょっと何かあるとお腹が張ったりするけど、大丈夫」 「えっちは……してる?」 ん〜、まずいなぁ。今日は絶対に「私にご主人様が出来た」ことは隠そうと思っていたのだ。 適当に笑って「さあ、どーでしょう?」とだけ言って話を変える。 「そうそう、あのね。術後って1ヶ月間sexしちゃいけないのね。 そこで疑問が起きて。オナニーはいつからしてもいいのかなと」 ここから、そんな話で盛り上がり、互いの男女関係の話は立ち消えとなった。 私の中でのおさらい::: 男友達は適度に遊んでいるらしいが、どうやらあっちでちゃんとした彼女はいない様子。 というか……恋愛や、相手の要求に応えるsexが面倒になっているらしい。 ん〜、まあねぇ、 男友達は、「自分が一番大好き」なのである。 そういう部分をわかっていないと、女としては長続きしないだろうし…… sexもねぇ、うん、彼を乗せる方法ってのもあるんだけど。 でも、約1時間半のご飯タイムで、 1年間で開いた二人の距離が縮まっていたことは確か。 お店を出ると、 「本当にこの鞄重いんだよ、持ってみる?」 と、書類が一杯詰まってるらしい男友達の小さなスーツケースを持って「重い〜!」ときゃーきゃー言ったり、 前から歩いてくる、成人式の装いの女の子二人に絶句し、 通り過ぎた後 「すごいね……」 「うん」 などと、ふたりでいろいろ言い続けたり(笑) そんなこんなな下らない話で盛り上がりつつ駅へ向かう途中、 男友達が言った一言に、私はハトマメ状態になってしまった。 「ちょっと……エッチしてく?」 ……私の歩みが止まった。 (続く) 《 2004.01.26 15:08 記》
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