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2004年01月07日(水) 頑ななココロ。

前回の日記(++コチラ++)を書いたのにはワケがあるわけで。

実家の母との電話での、何気ない会話。
仕事に追われる毎日と、疲れの抜けないからだと、
それに
お腹に宿る新しい命を思う時間がほとんど取れない苛立ちが
最高潮に達している時。

「こっち(実家)に帰ってる間は、子どもの事は私(母)と○○(妹)の好きなように
 させてもらうから。
 今日もね、2人で相談しながら色々買い物してきたんだよ」

このままの生活がずっと続いたら、
きっと子どもが生まれてきても私が世話をする時間なんてないんだろう

そんな不安がいつも胸をよぎっていたから尚更。
母の言葉がとても心無いもののように思えた。
実際、私とやすくんで買い揃えたものなんてほとんどない。
そんな暇さえ、なかった。

「二人はいいね。そんな風にのんきに色んなことできて。
 一体誰の子だと思ってるのっ!」

胸の中のいろいろな思いが一気に噴出して
母の呑気な言葉に噛み付いた。

私だって、子どもを迎える準備がしたいのに
私だって、子どもの事を思いたいのに
私だって、私だって・・・・

そんな私の気持ちを知ってか知らずか、母からメールがきた。
「もう、○○(妹)はあなたとあなたの子ののために走り回るのをやめると泣いてます。
 誰のために、休みの日を削ってまで色々な店を回ってると思うの?
 わがままもいいかげんにしなさい」



わがままだって言うの?
誰が、休みの日に店を回れって頼んだの?
私に何も相談もしないで、楽しく買い物をしたことが「私のため」なの??



ただでさえササクレ立ったココロが、
メールの一文字一文字が目に入るたびに、傷ついていく。

電話を終えて、携帯を覗き込んだまま動かない私を見て
変だと思ったのだろう。
やすくんが「どうした?」と声をかけてきた。
「家族喧嘩した」ということを知られたくなくて、わざと明るく振舞う。
やすくんは、私以上に疲れているのに
表情には出そうとせず、ニコニコいつもみたいに笑ってる。
ううん。笑おうとしている。
そして、私のことを気遣ってくれてた。




・・・そして、あの日記。





*****************************


少しの睡眠じゃ、疲れた体とささくれ立ったココロは回復することもなく
眠い目をこすりながらお店の掃除をしつつ
昨日のメールの言葉達が、ぐるぐる頭の中を回る。


お店がオープンして、いつもどおり慌しく動き回ってる時は忘れられたのに
お店が終わって、二人きりで遅い晩御飯を食べてるうちにまたぐるぐる回りだして。
お風呂に入って、布団にもぐりこむ頃には自分じゃどうにも出来なくなってた。




私は

いろんな人に
いろんな迷惑をかけ続けてしまってるんだ。
わがままと、屁理屈と
そして、人の話に耳を傾けようとしない頑ななココロで。




私なんて、いないほうがいいのかも。



そう思ったら、涙があふれてきて
どうにもならなくなった。

「いないほうがいい」ということが、イコール命を途絶えさせるということではないのだけど

でも、そんなことを考えてる自分や、そうして泣いてることで
またやすくんに迷惑をかけてることも嫌になった。





やすくんは「なんだよ」と笑いながら頭にポンと手を乗せてくれたけど
それすら私には辛くて
隣の部屋に布団を運んで、泣きながら丸くなった。
「そんなところで寝たら、風邪ひくぞ」
やすくんの言葉が余計に胸に突き刺さって、涙がこぼれる。


「ほっといて」


やすくんが布団を強引に剥ぎ取って、私の身体を起こす。

「いいからほっといて」

泣きながらそういう私を無理やりやすくんの布団に入れて
「こんなに身体を冷やして・・・風邪ひいたらどうするの」
と、きつく身体を締め付ける。







そう、抱きしめるとか、そういうレベルじゃなく。
暴発している私の気持ちを抑えようと言う感じだった。

そして、多分、どうしてそうなってるのか、やすくんはわかっていない。
そして、私にも。



涙は止まらなかった。
でもやすくんの力強い腕の中で、「大丈夫だから」という声を聞きながら
私はいつのまにか眠っていた。











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