よるの読書日記
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2004年01月07日(水) 術で記憶を蘇らせたい

延期さんに借りた『吉備真備 陰陽変』<片桐樹童/学研M文庫>
そういえばブーム来ませんでしたね……。
この記事を探すために延々私達の愛のメモリーを読み返してしまいました。
まさかこんな前の記事だったとは。無駄に記憶力がいいのも考え物ですね。
つーか改めていつも色々ごめん。

元正天皇というと『美貌の女帝』<永井路子/文芸春秋>のイメージが
強いのですが、吉備真備は出てきてたっけ。読んだの高校生だったと
思うのですが、あんまり内容ははっきり覚えてません。
どうなってるんだ私の記憶力は。情けなし。
陰陽道はブームにはなったものの、安部晴明に始まり安部晴明に
終わっちゃった感じですな。
しかしパソコンで立派に変換できる点で評価するなら日本の陰陽道の始祖たる
真備さんの方がずっと上。ま、政治の表舞台における貢献度が違うので当然か。

子供子供した少女との凸凹コンビぶりがかわいかったです。
続編が読みたい感じ。この子がああなってこうなるんだけどねぇ。
この作者さんならどう解釈するのか、興味あります。
しかしあの時代姉妹が同じ男に嫁いだり。(持統天皇とか)
後世と違って未亡人が天皇位につくのも(同上)決して珍しく
なかった訳でしょう。何故隠す?その辺の説明、忘れてたらごめん。


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