よるの読書日記
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| 2003年12月15日(月) |
究極の安楽椅子探偵アラワル |
『平安京の検屍官』 <川田弥一郎/祥伝社> 副書名が検非違使・坂上元継の謎解き帖。 ちなみに結構荒っぽい検死です。 特に遺体が女性だと男がいただのいないだの 死ぬ前にしたのしてないの、かなり直裁的に御調べです。 平安朝ものに衛生観念を求めたってしょうがありませんが、 当然ダイレクトに素手。検非違使にはなりたかありませんね。 腐ってても指入れるのか? 検死されるのもゴメンですね。夜盗に遭わないように 気を付けなければ。 しかもこの作品、実際謎を解いているように見えるのは 指を入れた(しつこいよ)彼ではなく、その話を聞く彼女。 女房勤めのキャリアウーマン。自主自立できてる上 情熱的で美人、そしてあっち方面にもものすごく研究熱心な 彼女は愛人。都合良過ぎ。
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