よるの読書日記
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| 2003年07月16日(水) |
私生活はミステリアスに |
『パンドラの娘』<藤本ひとみ/講談社> 恋愛気質って幼少時から出るんですねぇ。 初恋の美少年を溺愛して目が悪くなるからって宿題も全部 肩代わりして甘やかすだけ甘やかし、結局何にもできない ダメ男にしちゃった話、呆れるのを通り越して感心してしまった。 かく言う私が小学生の頃好きだったのは身長差にして 約30センチ、学年一の巨大児でした。頭も良かったし 風貌のせいか妙に老成した印象のある人でした。 栴檀は双葉より何とやら。
しかし藤本さんてちゃんと結婚してた人なんですね。 昔読んだ本の後書きなんかでも友達の話は出てきても 家庭の話はないので独り者だとばかり思っていた……。 この本でも親がしつこいので仕方なくとっとと結婚したと いう感じのことは書いてあるけど配偶者がどうしたとか 夫とどうしたとか言う話はないに等しい。 ネタが別にあるならわざわざ自分の家庭のこと 書きたくないって人もいるだろうけど、それなりに気になる。 どういう感じのご夫婦なんでしょう? お互いドライに放任、夫婦と言うより共同生活。 これが一番ありそうな気だけど、結婚の経緯から 考えれば意外と尽くすタイプで古風に主婦業も こなしてるんだろうか。そんな印象ないけど、謙遜と言う 可能性はあるわよね。ホントは照れ隠しですっごい ラブラブだったりするのかもしれないし……。
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