『夜明けのブランデー』<池波正太郎/文藝書房>池波さんが映画大好きだったことは有名です。当時公開されたばかりの『乱』の感想とか、的確で素敵。あれは『リア王』の日本版で娘を息子に設定を変えたお話ですが、どこの戦国時代に隣国の領主を招いてお家の揉め事をばらす領主がいるのだ、ってごもっともです。