よるの読書日記
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『怖い絵』<久世光彦/文春文庫> あ、またしーちゃんが出てる。好きなんですね、しーちゃん。 今度は東京在住だけど。 ニコライ堂のイコンや、甲斐庄楠音の話もあり。最近よく この人の名前に当たるなぁ。 怖いというのは見る人の感性にもよるし、同じものを見て 描いても全く違う表現になることもあるだろう。 娘を焼く炎にインスピレーションを得る絵師、 なんて話もあったな。竜之介君でしたか。
ちなみに私が一番怖かったのは図工の時間にレコードを聞いて 絵を描くと言う試みがあり、病気になったおひさまが動物たちの 温かい励ましと看病で元気を取り戻す物語を描かされた時のこと。 学習参観の前だったのでクラス全員の絵が張り出され、 びょうきで青い顔のおひさまを描いたのは自分だけだった、という 事実が今思い返しても怖い。元気な太陽と喜び回る動物達なんて 当たり前すぎてつまらないじゃないか!とも思うのだが。 それに他のクラスには同類が確かいたと思うの……。
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