よるの読書日記
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2003年06月14日(土) 兄弟は他人の始まり

『兄弟』<なかにし礼/文藝春秋>
この本を読んで、こんな迷惑ばっかりかけられて金蔓扱いされて、
もっと早く手を切れば良かったのに、どうしてぐずぐずしてたの?
と思うあなたはきっと親族関係で特に金銭トラブルを味わったことのない
幸運な人なのかもしれない。もしくは血縁に左右されないドライな感覚を
持ってる、幸せな人なのかもしれない。

血の繋がりって厄介なものです。中西兄に比べれば小物ですが、
厄介な父を持った私には判る気がします。ここまで派手なことはさすがに
されてないし、ここまで激しく憎むほどではないけどね。
でも将来もしまた何かやらかしたら今度こそ縁を切ろうとは思ってる(笑)。
「死んでくれ」とは切に願えても、「殺してやる」とまでは
思い切れない。肉親っていうのは何だかやっぱり難しい。


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