よるの読書日記
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2003年04月04日(金) お嬢様の匂ひ

『ノルウェイの森』下<村上春樹/講談社>
えーっと、確か昔お嬢様ブームってありましたよね?
もしかしたらこの小説がかかれるちょっと前かもしれないけど。
何かね、そんなことを思い出しました。
主人公が深く関わることになる3人の女性が、揃いも揃って
「名門女子校に通っていた」とか、「本格的にピアノを学んでいた」
(今はそうでもないけど一昔前はやっぱり相応の家庭の娘じゃないと
無理だったと思うのね)“お嬢様”の資格を持ちながら、
なりきれないおんな達なのです。どの辺がなりきれていないのか。
ずばり下半身関係が。誰彼構わずふしだらって訳じゃないけど
21世紀の今読んでも信じられないほどあけすけなんです。
あんた達は『SEX AND THE CITY』(NYのキャリアウーマン
4人組が繰り広げる過激な恋愛生活を描いた海外ドラマ。R‐15。)
の登場人物かー!?それも恋人でもない男に話すかそういうこと。
こういうのいいんですか男性諸君。昼は貞女夜は娼婦、みたいで
そそるわけ?何か間違ってるぞ、絶対。


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