ひみつ日記
脳内漂流日誌|もっと前|もっと後
| 2012年08月25日(土) |
悪魔の足、幸福の尻尾 |
グラナダ版は基本的には「ホモなんて考えたこともありませんよ」というシレッとした原作重視のスタイルを貫き通している(本心はどうあれ)ですが、「悪魔の足」にはこのシリーズには珍しい種類のホモ臭がそこはかとなくただよっているような気がします…。 というかどう見てもあれは「療養」という名目をとってはいるものの、実質的には人目を忍んだカップルの休暇旅行ですよね…というか周囲もきっとそう思ってるに違いない。あの牧師さんの興味深々でたずねてきた態度がまたいっそうそう思わせる一因と思います…。この出歯亀!(いいがかり) ふだん事件事件で飛び回っていていまいち自分の身や同居人をかえりみないホームズの体力が弱ったのをこれ幸いとばかりに張り切ってその手綱をとろうとするワトスンの言動のあれこれが独占欲と紙一重でたいへんにもじゃっとする…。大好きな事件から引き離したばかりのとこなのに地元で起きた事件持ち込まれて、持ち込んできた相手(牧師さん)に余計なことを…みたいな顔したり、早速事件に興味を示すホームズに君は療養中だろ!てちくちく牽制したりするのとか大好きです…。 ていうかこれ、ワトスン自身も自分のこの感情と言動は医者としての使命感ゆえ!プラス友情!とかたくなに信じていて、それゆえに19世紀のワトホムのふたりはホモとして成立しなかったというのが一般的な通説(私の脳内)なんですけど、もし奇跡が起こって私が19世紀にタイムスリップしたりあるいはワトホムが21世紀にくるようなことがあればそのときは切々とそれは恋とか独占欲とかそういうものである可能性もありますよ…と説いて新たなる世界の扉を開くお手伝いなどしてさしあげたいです。(よけいなお世話) そして最後の「I'm on holiday!」できゃっきゃと楽しそうに画面から去っていくふたりを見ながら、あ、やっぱりホモの休暇旅行…という確信を深める私。
あとこの話は毒にやられて発狂状態に片足突っ込んだホームズが最初で最後「ジョン!」てワトスンをファーストネームで呼んだのも見所ですね…当時の慣例としてどんなに仲良くなっても友人をファーストネームで呼ぶようなことはまずなかったということなので、あらじゃあ友人以外(以上)の関係っていったい何かしら?と無垢な瞳を装って問い尋ねたい…無意識とか潜在意識ってまったくもって素敵なものですね…。 そんでこれをNHKでやってた当時はまったく気がつかなかったんですけど、この前の回でホームズの中の人はシリーズを降りるつもりで髪をばっさり切ってしまったとかで、この回のホームズは世にも珍しい短髪のホームズなんですね…まあ当時気がついててもやっぱり気にしてなかったと思いますけど…きっと事件の調査でなんかやらかして髪を切るようなはめになったんだろうなとしか思わなかったと思う…。
話がなんとなくそれましたが、「悪魔の足」は原作でもホームズの無謀な実験につきあって毒にやられかけたワトスンが、一瞬死を覚悟したものの、同じように死にかけてるホームズの顔を見た瞬間、猛然と気力を取り戻してホームズをひっ抱えて窓から外に脱出する描写に底なしの愛を見た気がして、いまだもって読み返すたびに新鮮な感動を新たにします…。
チルド室から拍手くださったかた、どうもありがとうございました! 妄想とか妄想とか妄想しかしてませんが、引き続きこんな調子でがんばります…いやなんかもっと…がんばります…。
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